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疲れたときのホッと一息にベストなエッセイ本『いちのすけのまくら』
春風亭一之輔さん。
私の大大大大好きな落語家さんです。
先日その一之輔さんの独演会を観に行った際、物販で彼の初のエッセイ集『いちのすけのまくら』を購入しました。しかもサイン入り!実は自分用ではなく、この本をずっと欲しがっていた母へのプレゼント用なのですが…。
明日母に渡す予定なので、今日一日でバーっと読んでしまいました。週刊朝日で連載しているエッセイを集めたもので、ひとつの話につき2〜3ページほど。
タイトルにもある「まくら」とは、落語で噺の本題に入る前にする"小噺"。本題入る前の助走みたいな感じでしょうか。その「まくら」を集めた一冊がこの本です。
失礼を承知で申し上げますが、「めちゃめちゃ面白いっ!!」とゲラゲラ笑うような本ではありません。(失礼)
面白いことは間違いありません。ただ爆笑、というよりは「無意識にほくそ笑んでしまう」感じです。なので外で読むときはしっかりとマスクを着用することをおすすめします。
ちなみにお話のラインナップとしてはこんな感じ。
一之輔さんの妄想話
落語会のしきたり、弟子、お客さんに対する愚痴
世の中の流行りに対する小言
アソコから白い毛が生えた話
などなど…
こう言ってはなんですが、く、くだらん…。
でもこのくだらなさが疲れたときに読むのにすごく丁度いいんですよー!そして文章も小気味よくて読み進めやすい!!
なんか元気を出したい。でも疲れ過ぎて、あんまりカロリーの高いコンテンツはちょっと観れないなぁ。なんてときにはこの「いちのすけのまくら」、超おすすめです。ちょうどよく、元気になれます。
ちなみに一之輔さん、文章はすべてご自身のガラケーでカシカシ打ってるみたいです。そんな2000年代のギャルの所業みたいなことを、あの一之輔さんがやっていると思うとそれだけで笑えてしまいます。笑
この記事もそんな一之輔さんに習って(?)、スマホでしゃっしゃと打ち込んでおります。
夏バテしてなんのやる気も起きないあなた。とりあえず「いちのすけのまくら」読んでみてはいかがでしょうか?