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僕の昭和スケッチ

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「僕の昭和スケッチ」は、昭和レトロを描いたもりおゆうのライフワーク画集。昭和の思い出を絵と文でお送りしています・・・毎週月曜更新予定(祝祭日を除く)。
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2024年11月の記事一覧

昭和はスパイ映画大流行の時代「007シリーズ」

「僕の昭和スケッチ」257枚目 昭和はスパイ映画大流行の時代で、それは「007」で始まった 1962(昭和32)年のことだ。 おりしも、米ソ冷戦の真っ只中。そんな世界情勢をバックボーンにイアン・フレミング原作による007は颯爽と登場した。 邦題は。「007は殺しの番号*」。 殺しの許可証を持ち、ハンサムで所作がスマート、加えてウイットな側面も合わせ持つ男、というキャラクター設定は、それまでにない斬新なもので僕を含めたくさんの男どもがこのジェームズ・ボンドに憧れたものだ。

「フラフープって分かる?」昭和大ブーム

「僕の昭和スケッチ」256枚目 フラフープが大流行したのが1958年(昭和33年)。 アメリカで大流行したものが日本に輸入されたもの。 すぐに日本でも爆発的人気商品となり、猫も杓子もフラフープという時代だった。このため、上の絵のようなフラフープ人形なるものも登場したほど*。 語源 オーストラリアで体育の授業で子供たちが腰で回していたフープと呼ばれる竹でできたリング状のものとフラダンスのフラを合わせて「フラフープ」。 アメリカでプラスティック製品として販売された*。

「状差って何?」消えゆく日本語

「僕の昭和スケッチ」255枚目 状差は、届いた手紙や葉書をさしておくものだ。 昨今、この「状差」という言葉も死語になりつつあるという。 昭和の頃には当たり前の言葉だったのだが・・・(笑) 通信手段がメールやLINEに代わった世代の若者には分からないのも無理からぬ事かも知れない。 人から手紙が来ると嬉しかったものだ。 だからそれを状差に入れて大切にとっておく。 緩く時間が過ぎていく時代のことだ。

カセットテープで音楽を聴いた頃

「僕の昭和スケッチ」254枚目 ラジカセとカセットテープで音楽を聴くのが大流行となったのが1980年代、昭和で言えば50年代から昭和末期の頃だった。 「カセットテープはTDK!」🎵 なんてCM、記憶にある方も多いのでは(笑) TDKは、元は「東京電気化学工業株式会社」。 それを、東京(Tokyo)電気(Denki)化学(Kagaku)の頭文字をとって、1983年にTDK株式会社となったもの*。SONY、Maxellと共に人気のカセットテープだった。 カセットテープは取り