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やりたいことをやる

「自分には、自分の本当にやりたいことが分からない…」

 仕事も趣味もたまにしっくりこない、藤枝てるひ のノートです。

 やりたいことをライフワークにして生活費も稼げる、なんてすごく憧れますよね。
 でも、そんなことは運と実力と環境が揃った一握りのエリートが出来ているだけで、庶民はそんな夢物語を聞いて憧れつつ不条理な日常を耐え忍んでいるものだ、…といった世の中の空気があるのではないでしょうか。
 今回は、できるだけ再現性のある、やりたいことのやり方について考えていきたいと思います。

1.やりたいことを「好き」と「得意」に分解し、自身の「好き」と「得意」を特定する

 やりたい仕事とは、好きなこと且つ得意なことです。つまり、好きな分野のことに得意とするやり方で取り組むという意味です。
 好きなこととは、時間を忘れて熱中し、情熱を傾けられることです。まさに今、お金を払ってでも学びたいこと、或いは本屋で思わず足が止まってしまうコーナー、それが好きな分野です。
 得意なこととは、才能であり、後天的に身に付けた技能ではないのに、比較的苦もなく無意識にできてしまう習慣です。出来るだけ多くの周囲の人に、自身が得意とすることについての印象を訊ねてみると良いでしょう。また、これまでに他人がスムースに処理できず、自身との感覚の違いに強く苛立ったことにも、才能が隠されています。例えば、情報収集、熟考、リスク分析、相手の立場に立った考え、競争、勉強です。

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2.先に「得意」を攻める

 得意なことを突き止めたら、社会で使えるプロレベルの武器に仕上げて、それから好きなことに取り組みましょう。
 そして、得意なことを好きな分野に活かすというやりたい仕事が、どんな人生を生きたいかという価値観(大事なこと)に合致させることにより、本当にやりたい天職を発見できます。
 大事なことの確認には、自分の子どもの教育や知人への助言で、最も伝えたい行動と、逆に最も伝えたくない行動を考えてみると良いでしょう。例えば、自由に生きること、他人に優しく接すること、安心して穏やかに過ごすこと、常に目標に熱中していることです。
 但し、発見した天職は必ずしも他人が用意して待ってくれているものではないため、副業等で創意工夫し、徐々に夢を叶えていかなくてはならないかもしれません。

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3.ドリームキラー

 本当にやりたい夢を目指すと、かつて夢を諦めた他人が批判してくるという可能性があります。人間には知らないものを詐欺と疑ってしまう習性があるためで、家族であっても反対されるかもしれません。
 批判するということは相手のために自分の時間を使うという、相手を利する行為であると言えます。一方、批判されるということは、相手の心を(負の方向に)動かした証拠であり、逆に擁護してくれる人が現れるかもしれません。自分の行動の効果が出始めていると好意的に解釈し、いちいち対応して時間を無駄にすることは避けましょう。

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4.やりたいことを進めるために必要なこと

 確実に目的から遠ざかることをリスト化して把握し、徹底して避けるようにしましょう。
 アイディアを出すときは常に、子どもも含めた相手の目線で考えましょう。
 積極的に他人のアイディアの実験台となり、相互補完の流れを作りましょう。
 行動に必要な情報を集めましょう。
 文献の問読を行い、主題・主張・根拠・目次文言の意味を頭の中で問いかけて、答えを書き出しましょう。
 メタノートとして、学んだことを高い視点(メタレベル)から俯瞰して感じたことを記録する専用ノートを作りましょう。
 まずは、100分の1ステップから開始して脳側坐核を刺激し、アセチルコリン分泌によってやる気を出しましょう。
 心理学者デビット・プレマックによるプレマックの原理によれば、高い頻度で起こる行動は、低い頻度の行動を強化することができるそうです。モチベーショントリガーを設定しましょう。

5.まとめ

 如何だったでしょうか。
 ハーバード・ビジネススクールとアメリカTPIの共同研究によれば、やりたいことをやっている人の生産性は、やりたくないことをやっている人の生産性の実に数百倍だそうです。
 少しでも天職に近づくため、自分をよく理解して知識を深めていきたいですね。

八木 仁平「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」
https://books.rakuten.co.jp/rb/16303452/
西野 亮廣「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」
https://books.rakuten.co.jp/rb/16531920/
かわいいフリー素材集 いらすとや
https://www.irasutoya.com/

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