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ダイナミック・プライシング知ってますか?

ダイナミック・プライシングとは、条件によって商品やサービスの価格が変動すること
Dynamic Pricing:変動料金制

私が知ってそうで知らない言葉を調べて
アウトプットしていくシリーズです。
今回は、ダイナミック・プライシング👊

今回参考にさせていただいた記事のリンクは
こちら⤵ MarkeTRUNK

https://www.profuture.co.jp/mk/column/10043

✴昔からあるダイナミック・プライシングの例


✅ホテルの料金
✅航空券

一般的に旅行にはシーズンがあるので、
旅行業界にはオンシーズン(繁忙期)と
オフシーズン(閑散期)の価格設定が存在

5月のゴールデンウィーク、8月のお盆、
年末年始などはホテルや航空券の利用料金が
高くなります。

✴ダイナミック・プライシングの仕組み

商品やサービスの需要によってコントロール
される。

以前は、人的アナログ式

年間にかかる固定費(人件費や光熱費、設備の
償却費用など)と変動費、利益を考慮し、価格
を変動させても経営が成り立つように計算していました。

現在は、AI式

AIは、長年にわたって蓄積された顧客動向等の
ビッグデータから、最適な価格とタイミングで
ダイナミック・プライシングを実行します。

✴メリットとデメリット(企業と顧客)

✅企業側のメリット

・設備や人的リソースの有効活用

繁忙期と閑散期の需要を平準化することで、
遊休期間が発生せずリソースを有効活用。

・収益の最大化

高需要時には高収益な販売価格で利益を獲得
し、低需要時には販売価格を下げ在庫や廃棄を
減らすことが可能。

✅企業側のデメリット

・販売価格変更のコストやシステム(AI等)の導入コスト。

・過剰なダイナミック・プライシングは顧客の
反感を買う場合があり、買い控えの原因に。

✅顧客側のメリット

・利用のタイミングなどを合わせれば、
リーズナブルな商品が手に入る。
同じサービスを安く受けることができる。

✅顧客側のデメリット

・どうしても必要なときには、販売価格が高額でも購入せざるを得ない不条理が生まれる。

✴ダイナミック・プライシングの具体例(現在)


✅ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(入場チケット)

USJは、2019年に入場チケットの
ダイナミック・プライシングを導入。

それまで9年連続して入場チケットを値上げ
していましたが、繁忙期と閑散期にチケットの
値差をつけることにより、入場者数の
コントロールと混雑緩和による顧客満足度の
向上に成功したといわれています。


✅ローソン(コンビニ弁当、惣菜)

ローソンは実験店舗で電子タグの実証実験を
行った際、電子タグからの情報で賞味期限が
近い商品を特定、顧客のSNSに通知する
ダイナミック・プライシングシステムを
取り入れました。

顧客がその商品を購入するとSNSのポイントが
付与される(実質的な値引き)仕組みとなって
おり、これを実用化すれば廃棄ロスの低減に
繋がるシステムとして期待されています。

企業の利益のためだけではなく、環境問題の
解決にも期待が持たれているのです。


✅横浜F・マリノス(観戦チケット)

Jリーグの横浜F・マリノスはホームグラウンド
として、日産スタジアム(7万人収容)と
ニッパツ三ツ沢競技場(1万5000人収容)を
持っています。

それぞれのホームグラウンドで行われる試合には、人気のあるカードとそうでないカードが
ありますが、この2つのカードに観戦チケット
の値差をつけることにより、観客の誘導を
行っています。

つまりダイナミック・プライシングを実行する
ことにより、2つの設備の有効活用に成功して
いるのです。

✴まとめ

✅ダイナミック・プライシングは、需要の変動によってコントロールされる。

✅ダイナミック・プライシングは、企業側、
顧客側双方にメリットとデメリットがある。

✅AIを導入したダイナミック・プライシングは
各業界で有効活用されている。

当たり前と思っていることありますよね。

GWや正月休みだから何でも価格が上がる
のは当然と。

これは我々の感覚を麻痺させて価格調整
されているんですよ。

ダイナミック・プライシング恐るべし😱

これからはAIが価格を支配します😎

いかがでしたか?皆さんの知識向上のお役に
立てれば幸いです😄


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