【取材記事】日本の自然エネルギー自給率を上げて地球温暖化や電力不足を解決 〜初期費用0円の太陽光リース ハチドリソーラー〜
お話を伺った方
インタビュアー
■自然エネルギーから持続可能な未来にアプローチ
小林:サービスについて教えて下さい。
池田さん:地球温暖化問題や国内の自然エネルギー自給率向上を目指し、昨年の10月にハチドリソーラーをリリースしました。昨今のウクライナ情勢により世界的に電力が不足している状況を踏まえ、日本の電力自給率が低水準のままでは持続可能な未来は見えないと考えています。現在は未来の資源を前借りしているような状況です。100%自然エネルギーで回っていく社会を作っていくため、住宅太陽光発電サービスを始めました。発電量だけを考えれば、メガソーラーなどの大規模発電所の方が発電規模は増えるのですが、そのためには山を切り開いたり、環境への負荷をかけてしまいます。生態のことを考えずに目先の利益のために動くのは本末転倒だと思い、環境負荷を最小限に考えた上、屋根置きの太陽光パネルに特化しています。
小林:なるほど。実はわたしも自宅の屋根に太陽光パネルを乗せているのですが、初期費用がかかりました。もっとはやく知りたかったです……(笑)。
池田さん:そうなんですね(笑)。実際サービスを立ち上げるタイミングで太陽光パネルを設置した戸建住宅に住む方に意見を聞いたのですが、設置したくても初期費用を懸念とされている方が多かったです。そのほかにも、訪問販売で勧誘が多く、良いイメージを持っていない方もいらっしゃいました。そういった声を参考に、私達は初期費用0円で、営業などはせずインターネットでお問合せをいただき、顔が見えるオンラインでご説明の上、契約まで完結できるようにしています。神奈川・京都・群馬に関しては行政の認定プランになっているので補助金も受けられるようになっています。
■「ハチドリのひとしずく」のように、できることから少しずつ
小林:15年間はリースで、その後譲渡と拝見しましたが、どのようなシステムなのでしょうか?
池田さん:15年間事業社側に所有権があるメリットとしては、メーカー保証外の破損についても修理が可能な点です。15年間はこちらで独自の災害保険をかけるので、突発的な火災や事故、風や雪などの自然災害で破損につながった場合も修理します。15年後にはリース料金の支払いも終了しているので、お客さんに譲渡させていただきます。リース料金は住宅の状態によって変わりますが、既築で約9000円/4.7kw、新築だと約8200円/4.7kwくらいになります。リースではなく販売になるともう少しお安く提供しています。
小林:蓄電池と太陽光パネルなど、セットプランも拝見しました。こちらについても教えて下さい。
池田さん:蓄電池とセットのプランのほかに、EVパワーステーションとのセットもあります。こちらは、車で貯めた電気を家で使用、家で貯めた電気を車で使うことができます。このプランも初期費用0円で提供しています。停電などの非常事態でも電気自動車があれば電気を利用することができますし、人気が高いです。
小林:聞けば聞くほどもっと早く知りたかったです。ちなみに「ハチドリ」の由来はなんですか?
池田さん:元々「ハチドリ電力」という電力事業を展開しており、そこから取りました。「ハチドリのひとしずく」という物語をご存知でしょうか? 地球温暖化という問題は、誰か一人がアクションを起こしても解決できない大きな問題です。でも「微力だけど無力ではない」。一人一人の小さなアクションから世界を変えていこうという想いが込められています。
小林:素敵ですね。今後新しいサービスのリリースなど考えていますか?
池田さん:もうすぐ法人向けサービスを展開する予定です。現状、太陽光パネルを設置しているのは大企業がほとんどで、中小企業は費用面やオフィスが賃貸という課題があります。少しでも設置ハードルが下がればと思い、既存サービスと同様に初期費用0円のリースで提供していきます。
小林:そうなんですね。今後は太陽光パネルの普及率100%を目指されているんですか?
池田さん:「太陽光パネルをつけるのが当たり前」という感覚になっていくと良いなと思います。とはいえ、太陽光パネルの普及率100%よりも日本が自然エネルギーが主電源になることを目指しています。その手段として、太陽光パネルがあると思います。この先ほかの手段が出てくれば、それも取り入れていければと思います。
小林:何度も言いますが、本当にこちらを利用したかったです(笑)。本日はありがとうございました!
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