東洋医学が未病・予防に強い理由とは?
「木を見て森を見ず」が意味するもの
こんにちは!「My Relief」(マイリリーフ)事務局です。
「木を見て森を見ず」ということわざをご存じでしょうか。
木を見ているのに、森は見ていない(見えていない)。すなわち、小さいことに心を奪われて、全体を見通せていないことを意味します。
今回はこのことわざを参照しながら、東洋医学の魅力について考えていきたいと思います。健康的に毎日生きていくためのTipsとしても有効だと思うので、最後まで読んでいただけるとうれしいです!
症状にフォーカスをするのが対症療法
日々の生活の中で「ちょっと疲れたな」と感じた時、あなたはどうしますか。仕事だったり家事だったり子育てだったり…いろいろとすることが多すぎて、つい我慢してそのままにしてしまうというケースが実は多いのではないでしょうか。
毎日忙しいですし、しかたないですよね。でも、ちょっとした無理が積み重なると…どうなるでしょう。場合によっては病気になってしまい、そうなってようやく薬を飲んだり、慌てて病院へ行ったりする人が多いのかもしれません。
このように現れた症状に対し、薬などで和らげたり、一時的な治療で楽にしたりすることを「対症療法」といいます。一般に西洋医学が得意とするフィールドだといわれています。
”木を見て森も見る” のが東洋医学
東洋医学は、体に現れる小さなサインを見逃さず、不調の兆しを拾い上げることが特長です。
「疲れやすい」とか「肩が凝る」といった日々の小さな不調は、いうなれば一本の木に現れたちょっとした変化。この小さなサインを見逃さないのが東洋医学だといえます。
では、どうするのか。変化の現れた木だけを見るのではなく、その木の根や土壌、その木を取り囲む森全体を見渡します。木を見て、森も見るわけです。そして、全体の環境をバランスよく整えることを重要視し、アプローチしていくのです。
例えば、「手足が冷える」のであれば、手足の冷えだけに着目し、体の外側から一時的に温めるだけでは済ませないのが東洋医学。体の中からも温かくなるよう、熱を産生できる体になるように、食事や生活習慣などを見直して症状の根本の原因を取り除くことを目指します。
その結果、未病や病気の予防につながって健康になるーー。一般に東洋医学が「根本療法」を得意とするといわれるゆえんです。
まとめ
一本一本の木だけでなく、森全体も大切にーー。
全体のバランスの調和を大切にするのが東洋医学の魅力の一つです。
毎日を健やかに生きるためにも、ちょっとした体の不調を軽視しないで、自分の心身と向き合う余裕を持てるようになるといいですよね!