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花粉症の要因に!? この時季の乾燥が招く「燥邪」とは

暖房の電気代よりも気にすべきこと

 こんにちは!My Relief事務局です。

 今シーズン一番の寒気の影響で記録的な大雪を記録している地域が増えています。お住まいの周りはいかがでしょうか。
 暦の上では春を迎えたとはいえ、まだまだ寒いですから皆さん暖房が手放せませんよね。

 でも一日中、暖房をつけていると電気代が気になりませんか? 私だけ?さておき、もうひとつ健康のために気にすべきことがあります。
 それは、「乾燥」。

 今回は、「冷え」と「乾燥」について東洋医学の観点から考えていきたいと思います。最後までお読みいただけると嬉しいです!


「腎」が冷えると「気血」の巡りが悪くなる

 暖房をつけなければ寒い。
 暖房をつければ乾燥する。
 だから暖房をつけながら加湿器も使う…そんな方も多いのではないでしょうか。

 冬の寒さは「腎」に深く影響を及ぼします。
 東洋医学において「腎」とは、生命力の根源であり、春を迎えるためのエネルギーを蓄える大切な場所。

 寒さにさらされると、「腎」が冷えて「気血」の巡りが悪くなります。その結果、「気滞」(きたい)を引き起こして、免疫力やアレルギー反応にも悪影響が及ぶことになるのです。

 ですから、寒さ対策に暖房をつけることは当然、勧められるべきこと。
 一方で、持ち上がってくる問題が「乾燥」です。

「燥邪」と「湿邪」のバランスが大事

 暖房に頼りすぎてしまうと、当然のことながら部屋が乾燥しますよね。
 東洋医学では、これを「燥邪」(そうじゃ)と呼びます。乾燥の「燥」に、邪気の「邪」。体の潤いを奪ってしまうものだと捉えます。

 特に、肺と皮膚を乾燥させてしまうのが「燥邪」の特徴。結果として喉の痛みや違和感、肌荒れを引き起こすだけでありません。花粉症を悪化させる一因になると考えられています。
 
 その一方、春には「湿邪」(しつじゃ)という反対の特徴を持つ邪気の影響も強くなってきます。

 東洋医学が全体の調和を重んじることからも察せられる通り、大事なことは「乾」と「湿」のバランスを取ること。

 とはいえ、今のこの時期はまだまだ乾燥がひどいので、「燥邪」による乾燥を防ぎつつ、寒さから「腎」を守るーーそういったバランスの取れた対応が求められているのだと思います。加湿器を使うことも、当然、勧められるべきことですよね。
 そして、それらは結果として「気」の流れをスムーズに保つことにもつながっていきます。

まとめ 

 立春とは、春の始まりであって、春そのものではありません。

 花粉症を抑えるためにも、今は「温める」ことと「潤す」ことを両立し、春に順応するからだ作りを始める時季だといえるのではないでしょうか。
 これを好機だと捉えて、春を快適に過ごすための一歩を踏み出しましょう!


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