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文字書きの苦悩〜趣味が言えない〜
もうおわかりかもしれないみょげが、みょげは、小説(を含めた文章)を書くことが趣味なんだみょげ。
理由は、たった一人で自分だけの理想の世界を形にすることができるだからだみょげ。例えば映画はたくさんの人が必要みょげが、小説なら一人でもできるみょげ(もちろん、映像と文字という媒体の違いはあるみょげが……)。だから手軽だし、いつでもどこでもできるし、最高なんだみょげよ。こんなに真剣になれて、まっすぐになれて、のめり込めて、やめられないほど楽しいことはないみょげ。
でも、この趣味を言える人が、現実世界にはなかなかいないみょげ。だって、こんなこと言ったら、引かれてしまいそうだからみょげ。
ニンゲンはたいてい、
「何を考えているかわからない」奴が嫌い
みょげ。だから、
「この人はこんなことを考えているんだな」とすぐにわかりたい
みょげ。これは趣味においても言えるみょげ。例えば「スポーツが好きです」とか「絵を描くのが好きです」とかは、「何を考えているかわからない」とは取られにくいみょげ。なんでかっていうと、
それがわかりやすいビジョンとして他者の脳内に描かれやすいから
みょげ。
一方「小説(を含めた文章)を書くことが趣味であること」を表明するのは、
「何を考えているかわからない」って自分から表明するのと同じ
みょげ。というのは、
「他人には見えない『思考』そのものが趣味」であるから
みょげ。もちろん、スポーツも絵画も他の趣味だって全部「思考」によって生み出される行動ありきの趣味だということはわかるみょげ。でも、「思考」そのものを変換しないでダイレクトに示す趣味っていうのは、小説を含めた文章を書く趣味だけだと思うみょげ。だから、「小説(を含めた、文章)を書くのが趣味です」≒「私は何を考えているかわからないところがありますよ」になっちゃって、気味悪がられてしまうと思うから、なかなか言えずにいるんだみょげ。
はあ……別に、すべての人に自分の趣味を知ってほしいわけじゃないみょげ。好きになって、讃えてほしいとか思っているわけでもないみょげ。
でも、なんかモヤモヤする……誰かこれ、わかってくれないみょげかなぁ……
「私、こんなのやってるんですよ」って、ピラっと見せられる趣味を持っている人が、ぶっちゃけたまに、羨ましいんだみょげ……
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