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思考の棚卸し②(大学選びの軸と就活の軸を社会人10年目から振り返る)

前回の続きです ◡̈*

これは今の私に繋がる軸の部分なので、
高校生まで遡るんですけど、(笑)
長〜くなりますが私の大事にしていること、
働きながら答えを探していること です。
共感していただける方がいれば幸いです。


【自分の軸の話】

行きたい大学をどうやって選んだかの話です。
結局それが就活で企業選びの軸にも繋がっているので
ここにまとめてみたいなと思いました。

Q:そもそも将来の夢はあった?

大学選びをしているとき、将来の夢と言えるものは具体的にありませんでした。

でも、漠然と今後生きて行く上で為になることを学びたいという意識が強く、衣食住など、身近な暮らし、生活に関わる分野をもっと学びたいという気持ちはありました。

きっかけは『孤食』というキーワードから

身近な関心ごとについて掘り下げて考えた時に
何で観たのかは忘れてしまったんですけど、
(道徳の授業みたいな)問題提起で“孤食”という現状を知って、ショックを受けたことがずっと心の中に引っかかっていました。

『孤食ってどうして起こるのかな』
『減らせないのかな』
『家族の問題って奥が深いな』
『物騒な事件が増えたな』
『キレやすいこども・若者が増えたって言われてるのはなんでだろう』

こういう社会に対して何か『知りたい』『改善したい』という意識が強いほうでした。

時代と共に変化してしまったものももちろんあると思うんですけど、例えば下記のようなもの⇩

原因(要素)として考えられるもの

私が思いつく中で、こういったものが影響しているのではないかというものは、

核家族化、東京一極集中、親の長時間労働
女性の社会進出、共働き世帯の増加、家族団欒の減少
食生活環境の乱れ、ネグレクト

孤食 というキーワードでどんどん連想ゲームのように関連するような情報をあげていって、
家族関係と食環境は影響しているなぁと自分の中に落とし込んでいきました。

自分自身の家庭環境

私は両親、姉、そして祖母も一緒に同居していたのでいわゆる『核家族』ではありませんでした。
父の仕事はローテーション勤務ということもあって毎日同じ時間にいるわけではなく、泊まりの日もあればお昼から出勤する日も、早く帰ってくる日もありました。母は一旦仕事を辞めて、妹の私が小5になるまでは専業主婦になり、家で内職等をしていたので基本的に家にいてくれました。
姉もいるし、祖母も一緒に暮らしていたので、
家で1人になるという経験はほぼありませんでした。
本当に親に感謝です。この経験から、孤食の現実を知った時にショックが大きかったのです、、。

『もっと知りたい』を追求。大学で知識をつけたい


こういうことが学べる大学ってどういうところなんだろう?
『食』については大まかに『家政系』に含まれることが多いです。たくさんオープンキャンパスに参加して話を聞きました。
これかな?と思う学科があっても、『食』というより栄養学。管理栄養士を目指すカリキュラムのような、専門的な学科が多い印象でした。
将来の夢が決まっていないのに、そこに進んでも『やっぱり違うな』という後戻りはできない。
自分の気持ちに妥協したくなかった中で、
栄養などの専門知識ではなく、一歩手前の食環境・生活環境を学べる学科を見つけました。
そしてその大学のオープンキャンパスで出会った先生から受けるパワーがすごくて(語彙力無くてごめんなさい笑)、この先生のもとで学んだら、成長しそう、なりたい自分に近づけそう!と思いました。
自分の学びたいことが学べて、キャリア支援も手厚くて、求めていたパズルがパチっとハマった感覚でした。

『〇〇でいい』ではなく『〇〇がいい』


自分で納得して、ここがいい!と選んだ大学。
モチベーションも高く維持できていて、アドレナリンが出ている感じ。笑

自分がイキイキしている姿が想像できた。

もし仮に!私に東大にいける能力があったとしても、(もちろんないんですけどね🤭笑)
進みたい学部・学科はあったのだろうかという疑問。
なにかしら社会の役に立てる方法はあったと思うけど、自分の選択した大学ほどの熱量は保てただろうか、、
燃え尽き症候群になって、入学して満足していなかっただろうか、、


もちろん基礎ということで、全てがやりたいことばかりではなく1限から必須科目など、忙しい日々だったけれど、興味のある講義が多くてカリキュラム組むのも楽しい!(食生活環境や家族心理学、犯罪心理学、ワークライフバランス というような、自分の興味関心に沿って選択してきました。)

※上限はありますが他の学部の授業も選択できるという私にとっては嬉しい制度のある大学なので、心理学部等の授業も受けていました。
4年生になると単位もかなり取れていて、一般的には講義が減っていくと思うのですが、時間が被っていて選択できなかった講義もいくつかあり、社会人になった今も、受けられるなら受けたかったな〜と思うくらい興味のある講義が多かったことを覚えています。
(ビジネスで役に立ちそうなことが多かったです💡)

私自身は、自分の中にある『もっと知りたい』を優先して、しっかり情報収集して、納得して進んできたので、未だに母校が大好きだし誇りに思っています。
学歴とか偏差値よりも自分の学びたいことを優先したから、やりがいがあったし、なりたい自分になれるヒントをもらったような気がします。
オープンキャンパスのスタッフも何度か経験して、
来てくれた高校生に、大学のことや自分のことを話すのも好きでした ◡̈* 入学を希望してくれる子もいたし、大学にとっても私みたいに大学が好きで楽しく過ごしていて高校生に薦めてくれる存在ってwin-winな関係ですよね。笑
企業に置き換えると、従業員満足度が高い状態ってこういうことなんだろうなぁ〜と思います。

将来の夢って必要?

もちろん夢があるのはとても素敵なこと!
道筋が立てやすいし、何をすべきか見えてくるので
素晴らしいことだと思います。

私のように、将来の夢と言える明確なものがない人にとってはどうしたらいいの?と考えてみました。

〇〇になりたい!っていうのは、
今思うと無くてもいいと感じています。
それは、
『もっと知りたい!』
『こういうことを良くしたい』
『こういう自分でいたい』

とか、そういう身近な想い・興味関心から広げていけば、やりたいことが見つかっていくと思ったからです。

進路に迷っている学生さんに届くといいな。


どんな軸で就活していた?

自分に自信と誇りを持って働ける仕事がしたい

という軸で、企業をみていました。

自分のやっていることが、社会にとっていい影響を与えられるような、自己肯定感をあげられるような。
子供ができた時に、自信を持って自分の仕事を誇れるような、
そんな自分でいたかったのです。


大学では『食環境』というきっかけで学んでいたけれど、必ずしも食にまつわる仕事をしたいという訳ではなく、食品メーカーより、食卓を彩る に力を入れている会社だったり、
食環境から見えた『家族』の問題についてもう少し掘り下げて知りたい自分もいました。

働く人が抱えてる問題点を解決していって、
結果として自分の軸にもある
孤食を減らす、
家族団欒やコミュニケーションをとる時間を確保してもらいたい、
という良い方向に向かうのではないかと考えました。

『こんな時代だからしかたないよね』で片付けたくなくて。未来あるこどもたちのためにも。


今でも働きながら社会がより良くなる方法を探しています。

大学時代の『もっと知りたい』という、好奇心が
社会人でも続いてて、簡単に答えが出る内容ではないからこそ、実態を知って、改善策を考えたい。
働きながら学べるって最高じゃん!って思いました。
我ながら自分のモチベーションの高さはすごいと思います。笑

【まとめ】

ここまで読んでいただきありがとうございます。
散らかった私の頭の中をまとめてみます。笑

私の軸

孤食ってどうして起こるんだろう
  ⇩
家庭環境、親の働く環境に影響してそうだなぁ
  ⇩
大学で知りたいことを学ぶ
(食環境マネジメント、ワークライフバランス、家族心理学、犯罪心理学、コミュニケーション障害論etc.)
関心のあったことの点と点が線で繋がっていく✏︎
  ⇩
親の働く環境を改善して、日本から減ってしまった家族団欒を取り戻したい!
  ⇩
働く人を支える仕事 に興味を持つ
(結果的に働く人とその家族にアプローチできる)
  ⇩
人事として働く

これが今の私を作ってきた軸です。

詳しくは書きませんが、
様々な業界にお客様がいるからこそ、
この会社が見本になれば、
世の中にいい影響与えられるのでは?と考えました。

学生の頃にはわからなかった社会人の実態を知るきっかけになるし、職場環境の改善は働く従業員にとっても、その家族にとってもハッピーになると見据えて。

実際に働きながら小さな成功体験を積んでいき、
この選択は間違っていなかったなと改めて感じています。

就職活動していたときの、
学歴では無く私自身をしっかり見てくれて、
問題意識を熱弁する私と向き合ってくれた
当時の人事部長に今でも感謝しています。


学生時代からの選択の積み重ねが今に繋がっています。社会人を経験したからこそ、今の学生さんに伝えたいです。

過去の自分を振り返って役に立っていること

  • 『自己分析』して自分の興味関心や何にやりがいを感じるのかをまず認識すること

  • 後悔のないよう、必要な情報収集はたくさんすること

  • 情報の取捨選択。自分の大事にしたいものや、進路について納得して『選択』していくことの大切さ

  • なりたい自分の姿を想像し、足りないものを補うためのインプット

  • 紙に書き出して整理してみる。連想ゲームのように関連することを繋げてみたり、実際のエピソードを添える。


軸がしっかり自分の中にあると、
モチベーションを高く維持できるので、
ミスマッチが少なくなり、おすすめです。

せっかく入った企業も、ミスマッチを感じて転職するのはもったいないと思うので、極力ミスマッチのない企業選びに力を入れることが大事です。

学生から社会人になる過程でこんなにも大事なものが詰まっているんだなと、、
教育の大切さを感じますね。

もちろん受け身ではチャンスを逃してしまいますが、多方面でアンテナ張って、成功体験を積み重ねて、
チェックポイントではあるけれどゴールではないというマインドを持つ。
なりたい自分になるための通過点
そう思うと、モチベーションが維持できます ◡̈*

燃費のいいハイブリット車みたい🤭。笑
やる気の自家発電🤭


仕事観についての思考の棚卸しは
次で完結予定です◡̈*


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