優秀の定義みたいなもの
時代と共に変わってるよねという話。
昔々、人は優秀であり、肉体的に健康で、精神的にもタフでないと生きていけなかった。
仲間が他の生き物に食べられたりしても、残った人で獲物を狩りながら生活を続ける必要があった。
時代を遡れば遡るほど、精神的にも肉体的にもタフじゃないと生き残れない世の中になっていく。
そりゃあ昔と比べたら安心安全になってきているから、タフじゃない人でも死ににくくはなった。
なので最近の若者って括られる人たちはタフではなくなってきてるだろうし、それが悪いことかと言うとそうではない。
とはいえ、どの会社も優秀でタフな人が欲しいに決まってる。
それでも人手が必要だし足りないから、優秀でタフな人だけじゃなくて、優秀だけど体力もメンタルもタフでない人も採っていかないといけない。
それに加えて、ブラック企業は淘汰されていく傾向にあるから、ホワイトな働きかたを提供する必要がある。
ブラック企業からは、優秀な人から順にいなくなっていって、能力の無い人だけが残る。
もしかしたらダークサイドに落ちた人の中からも優秀なダースベイダーが生まれるかもしれない。
しかしそれは数々の不幸を起こしたうえに悲しい結末にしかならないことを、僕らはスターウォーズから学んだはずだ。
アナキンの悲劇を忘れてはいけない。
おっと。
優秀な人についての話だった。
そんなわけで優秀でタフな人でないと台頭できなかった時代から、優秀だけどタフでない人にもスポットが当てられる時代になってきた。
つまり、優秀の定義が変わってきたんだと言える。
何万年もかけてジワジワとそーなっていったと思うんだけど、ここ数十年でまたそれが変わったよね。
決してタフじゃなくても、優秀ならスポットが当てられる時代。
なので、スポットが当てられれば場合によっては喝采を浴びたり、逆に非難されたりもする。
タフな人なら多少非難されたところで生き残れる。
もし、タフじゃない人が非難されたら?
もしかしたら、一発で退場になっちゃうかも知れない。
優秀の定義みたいなもの。
タフネスが必須項目だったけど、今はそうじゃないからね。