トラウマに救われた話
今日、人生で2回目の詐欺(厳密にいうと未遂?)に遭っていたことが発覚した。
最初は社会人1年目の時、同期に誘われたマネースクールの会員になった時。
そして二度目の今回。舞台は趣味のチョークアートを載せているinstagramのアカウント。
先週の金曜日、1通のコメントがつく。
「Amazing picture! Send pic on @○○!」
アカウント自体は作ってから1年ほど経つが、初めての出来事だったため
正直悪い気はせず、指定されたアカウントへDMを送る。
すると、このような内容が返ってくる。
「ぜひあなたの絵をプロモーションさせてほしい」
「Paypalなどのサービスから1度宣伝料を支払ってもらえれば、あなたのアカウントのフォロワーが1k人(=1000人。後々知ったが、この手の詐欺でよく使われる表記らしい。)になるまで宣伝させてもらう」
「あなたのベストな作品を最大6枚送ってほしい」
僕は基本、"オイシイ話"など存在しないと思っているため
そのような話があった時は、必ずWin-winな関係が築けているかどうかを考えるようにしている。
宣伝する側→顧客の認知度を上げる対価として、宣伝料という収益を獲得する
依頼者側→宣伝料を支払うことで自身の作品や活動を認知してもらう
今回、そこはクリアしている(と思い込んでいた)。
さらに相手のアカウントは投稿数6,933、フォロワー250万人、フォロー67人。
フォロワーを何人かピックアップして覗くも、ゴーストフォロワー(※)ではなさそう。
加えて、同じような事例でのトラブルがないかを調べたが、(調べ方が悪かったためか)前例が出てこなかったため
半信半疑ではあるが、支払いをした。
(※フォローしているユーザーの投稿にいいねするなどの反応も、自ら投稿するといった行動もない、アクティビティが皆無のアカウントのこと)
結果、プロモーションをしてもらった翌日にはフォロワーは1550人まで増えた。
だが、あまりにも急にフォロワーが増えたことや、いいねがほとんど増えなかったことから、何となく違和感を感じていた。
もしやと思いフォロワーを何人か除くと、もれなく全員ゴーストフォロワーだった。
今日、ふとゴーストフォロワーについて調べていると
「投稿数やいいね数に見合わないフォロワーを獲得しているアカウントは、禁止行為(フォロワー買い)に違反しているとみなされ、アカウントを削除される」との記事を見かけた。
さらに関連記事に「インスタ イラスト 海外 DM」というものがあったため進んでみると、イラストレーターやアーティストを狙った詐欺が頻発しているとのことだった。
ただDMで送られてきたリンクは踏まずに、Paypalのアプリから支払いを済ませたことが唯一の救いだった。
今回のためにわざわざ作ったPaypalだが
悪用されるリスクを考え、アカウントは削除。
マネースクールの時も今回もそうだが、
僕は持ち前の人間不信(と申し訳程度の頭脳)に
"あと一歩踏み外したらヤバイ"ところで救われている。
まさかこんな形で学生時代のトラウマたちに感謝する時が来るとは。
・・・なんて記事を書きながらゴーストフォロワーを1件1件削除しているけど
果てしない作業すぎて絶望してる。
今、フォロワー削除屋から「Please DM on…」なんてメッセが来たら確実に揺らぐレベル。
ということで、表現者の皆さん。
投稿に「Send pic on @○○!」などとコメントが付いたら
速やかに左スワイプすることをおすすめします。
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