礼苑の生きる詩集No.４『色づき飛び立つ前に』

私、礼苑の自作詩。
生きる詩集No.４

『色づき飛び立つ前に』

衝動　抑制
不安　絶望

今やれることは限られて
希望が見えずに過ごす長い長い日常
早く飛び立ちたい
だけど今の私は蛹？

今までは　小さな歩幅で沢山歩いてきた幼虫　
「もっともっと歩みたい！」勢い余って転げそうなほどだけど
自分の姿に気づけていなかった
そう　今は蛹なんだ

全てを受け入れよう
自分が蛹だということを
やることは限られているということを
そしてそれは
美しい蝶になるための変化の時だということを

信じよう
綺麗に色づき羽が生え
今までとは違った日常になることを

今までに見たことのない美しい景色を眺めよう


蛹の時を越えたとき
どんな日常になるのだろう

自由　解放
希望

いきなり遠くへは飛べないかもしれない
けれど今までのようにみなぎる力で羽ばたいてみせる
少しずつ　自由を広げていく

美しい姿でどこに行こう
前とは違った気持ちで行けるだろう
楽しい会話も沢山できるだろう
昔とは違う自分だからこそ

夢みて羽ばたこう
過去とは違うから
出来ることも増えるだろう

だから今　気持ち躍らせ蛹で過ごそう
この先は　美しい蝶になるのだから