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息子に投げかけた言葉。

朝、息子が学校を休みたいと言ってきた。

これはまあわりとよくある話で、息子は心が少しばかり繊細で疲れやすいところがある。

さすがに今日は頑張れなさそうだなってときと、まだ大丈夫だろうってときは表情と雰囲気で何となくわかる。

で、息子が休みたいと言ってきたその日は、まだ頑張れそうなときの表情だった。あわよくば休みたいな的な感じ。

私も妻も、子どもが学校を休むことについては何も考えていない。大人だってサボりたいときがあるんだから、子どもだけサボるなんて許さないなんていうのはおかしな話だ。

ただ、これから中学、高校と上がっていくにつれて、欠席の重みは今までとは少し変わってくる。その1日の欠席が進路を大きく左右することにもなりかねない。

そんな話を妻から息子にしていたことがある。

だから、息子から休みたいと言われたときに「今日頑張って行ったらどうなるか、行かなかったときはどうなるか。少し先の未来のことを5分ぐらい考えてから決めな。休むのはどっちでもいいよ」とだけ伝えた。

私としてはホントにどっちでも良かった。

休もうが休まなかろうが、すべては息子自身に返ってくることだ。

その後、息子は無事学校に行ったと妻から連絡があった。

妻からも特に何も言わず、息子も何も言わず自分で答えを出したらしい。

えらいな。

息子が何を考えたのかはわからないけど、少なくとも息子にとっては困難な方を選択できたことで、1つ心が成長できたはず。

ここまで書いていて思ったけど、息子に投げかけたこの言葉は、実は自分自身にも言い聞かせていたところがあるのではと。

私もなかなか怠惰なところがあるので、気を抜くとついうっかりサボってしまう。

サボれば収入が減るわけで、そのツケはどこかで必ず回ってくる。

「少し先の未来を考えな」

これは私にも言えることだ。

休みたいはずの息子が勇気を出して学校に行ったんだから、私も頑張らないといけないな。

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