自己肯定感を得るためには、痛みのステップが必要になる
自分を愛して、
大切にして生きていくためには
自分を深く理解して、
自分を受け入れていくことが大切で、
これを言い換えると、
自己肯定感を高めるためには
自己理解と
自己受容が大切である、になります。
でも、
そんなことはみんな分かっていて、
こうして言葉にしてしまうと、
「自己肯定感を高めるためには、
自己理解と自己受容が大切ね」と
簡単に思えますが
実際にはこのステップは
大きな痛みや苦しみを伴うもので
なかなかここを乗り越えることができず
多くの人が苦しんでいるところだと私は思います。
ただ、多くのお客様とお話させていただく中で
ここを乗り越えることが
最終ゴールに到達するための方法なんだろうなと
最近思うようになりました。
そもそも、私たちは、
自分という人間を理解できておらず
日々、
誰かと比べたり、周りに合わせたりしながら
本来の自分とは違う自分を生きて、
違和感と苦しみを感じながら生活をしているのが
大多数だとおもいます。
こんな風に
自己理解をしていない状態というのは、
ずっとモヤモヤして、
なんとなく生きづらい状態、
なんとなく息苦しい毎日で、
でもそんな自分の生きづらさの正体さえも分からない、という
辛い状態。
そして、
この苦しみに耐えらなくて、
はじめて私たちは、
この息苦しさの正体を突き止めようとします。
それが自己理解を深めること。
ただ、
この自己理解も深めるには
痛みをともないます。
自己理解は
自分の「弱さ」を徹底的に見つめる作業で
できない自分がいることを
完全に認めてあげることから
はじめなくてはなりませんから、
苦しみや痛みがでてきます。
怠け者な自分、
意地悪な自分、
情けない自分、
誰にも言えないような恥ずかしい自分、
こんな自分を観つけたら
目をそむけたくもなりますが、
今度はそれを受け入れていく作業になります。
これが自己受容。
そしてこの時の、
受け入れる、というのもバランスが大切で
過度に受け入れてしまうと、
今度は
「私はなにもできない人間なんじゃないか」と
どんどん自己肯定感が下がって、
ますます自分が嫌いになってしまう可能性もあります。
でも、
自分にはなんの取り柄もなくて、
なんにもできないんじゃないか、という
無力感と
「でも、私にはできるところもある!」と
ポジティブな感情とを
上手に調和させ受け入れた先にあるものが
高い自己肯定感
本当の意味で自分を愛する、
ということなんだと思います。
自分の中には
人には見せたくないような嫌な感情も、
なにもできない部分もたくさんあるけれど、
それでも、
私には素晴らしい部分も、
できることもたくさんあって、
それら全部が自分であって、
世界で唯一の自分であり、
素晴らしい存在なんだ、と思えること、
これが安定した自分であり、
自己肯定感の高い自分であり、
そして私たちの
最終ゴールである
囚われから自由になった自分、
なんだと思います。
これら
苦しみや痛みのステップを経ることによって
私たちは
完全に今に安心していることができますし、
こうして
自由の境地に至るまでには、
あらゆる苦しみや痛みがともないますが、
その先にこそ、
本当の安心と穏やかさがあるのだと思います。
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ヨガや瞑想は
それを受け入れていくための
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