体験をして、体感をして、納得しなければ、本当の意味で執着を手放すことはできない

何かを目標に頑張ることはとっても大切なことですが、

結果に執着しすぎてしまうと、

私たちは目の前に起きる出来事や、
人をコントロールしたくなるもので、

そして、
何かをコントロールしようとした瞬間から、
私たちの中に苦しみや苦悩が生まれます。

コントロールをしたい、は

今のこの状態を変えたい、
つまりは、
今のままでは十分ではない、

という心の状態（あり方）から来ているもので、

足りない、不足している、という
心の状態（あり方）で何かを始めると

たとえ何を得たとしても
足りない、不足している、という心の状態は変わらない限り
満足することはできなくなります。

とはいえ、私たちは
そうやって

「自分に足りてないものを発見して、そこを埋めなさい」と

教育されてきていますから、

なかなか
自分に満足している心の状態（あり方）でいることは
難しいのだと思います。

私たちは、
頭で分かっていても、
体感（経験）を通して理解しないと
できないようにできていますから、

体感を通して理解できるまでは

「あれが足りない」「これが足りない」
「これでは満足しない」
「もっと欲しい」
「あれがあれば満足するはず！」
「あれさえ手に入れば幸せになるはず」

などなどと、
とことん色々なことに
執着してみることは大切になります。

そうやって、
自分の執着しているものをやり尽くしてみた先に

「あ〜、これをしていても本当の満足はこないんだ」

ということに
気づくのだと思います。

そうして、
その時はじめて
幸せも満足も
自分の心の状態（あり方）で決まるんだということが
体感で理解できるのだと思いますね。

それまでは、
どれだけ周りが丁寧に教えてくれても、

哲学書や聖典を読んで知識として知っていたとしても
本当の意味で

自分の心の状態（あり方）が全てである、

を、理解するって難しいのだと思いますね。

若い頃から、小さな頃から、
自分の思うもの、執着しているものを、手に入れたいものを
とことん手に入れようとする体験は大切です（笑）

私もまだ見ぬ世界に
何か私の求めている答えがあるのではないか、と

若い頃はバックパックひとつで
世界中をさんざん足で巡って、探し周りましたが、

私の探し求めていた「それ」は
世界中のどこにもなく、

結局は自分の中にあったんだ、
ということに気づきましたから（笑）

そこに行きつくまで
なが～い、なが～い時間がかかりました（笑）

小さな頃から「青い鳥」などの童話や
哲学書、聖典も読んできて

探し求めているものは全て自分の中にある、
すべては自分の心の状態で決まる、

なんてことは、
頭では分かって、知識もあったのに、

でも、
私の中にある、魂なのか？何者かは
私が実際に動いて、体感をして、
納得しなければ、
本当の意味で執着を手放すことはできなかった、
ということです。

この体験、体感をするために、
私たちの魂はこの肉体を持って生まれてきたのですから、

身体を最後の最後まで大切にしながら、
いろいろな体験をしていきたいですね。

アーユルヴェーダやヨガの習慣は
私たちのこの身体（土台）を健康で安定した状態に
してくれます、

そして
瞑想の習慣は
私たちの心の状態（あり方）を
客観的に観察して、調える助けをしてくれます。

是非、習慣を取り入れてみてください♪

明日もどうぞ素敵な1日を♪

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