#509 コロナ禍の学校生活③ 共有しない、対面しない
2024.1.14.
本日のミッション、「45分間、10歳と6歳と一緒に公園で遊ぶ」。
ブランコ(の周りの柵でバランス対決)、シーソー、ジャングルジム、ぶら下がり健康機、かくれおに…。年齢差のある2人がどっちも楽しめるようにと思うと、さすがに無邪気に遊んでいるだけでは難しく、若干気を遣うな。
さて、忘れちゃうから残しておきたい「コロナ禍での学校生活」、第3弾。
前回は、新年度から分散登校あたりまでについて書いたが、今回は登校し始めてからの学校生活全般について。
様々な学校生活で、あれはどうだこれはどうだと考えるとき、大きな方針は「共有しない」ことと「対面しない」ことだった。
★基本方針① 共有しない
自分のものは自分だけが使うようにする。貸し借りはなし。
◆算数
習熟度別の少人数クラス、これまでは学年全員を混ぜて習熟度別に分けていたが、人の移動を最小限にするために、各学級から数人ずつ取り出して算数教室に行かせる形に。そうすれば残った人は教室で自分の机で学習でき、算数教室だけ毎授業ごとに消毒、で済む。
◆体育
みんなで物を共有する単元はしばらく実施しない。ボール運動、跳び箱やマットは後回しになった。その後、跳び箱は解禁になったんだっけかな?じゃあ一体他は何の単元してたんだろう…。陸上運動、サッカーあたりは大丈夫よね。困ってヨガやってみたりとかしっぽ取り鬼やったりしたかも?
クラスで使うボールも回収。休み時間にドッジボールはできなくなった。休み時間はおにごっこが基本。最初は固定遊具とかも共有になってしまうということで使用禁止だったはず。
◆理科
実験する際には、一人一つ器具を使う。器具の数が足りない場合は、片方は実験をし、もう片方は見て学ぶなどして対応。
この横並びで「ものの燃えるしくみ」の実験をやったところ、「Pretender / Official髭男dism」の替え歌で「実験やりてんだー」が爆誕した。笑
どうしても共有しないとできないような、家庭科の調理などは実習をせず、動画で見せて対応。マスクを取ったり飛沫が飛ぶような活動もできないので、音楽では歌わないしリコーダーや鍵盤ハーモニカも不可。
★基本方針② 対面しない
飛沫感染を防ぐため、対面しないような仕組みを作ることが必要だった。
◆教室では
入口と出口を固定し、同じ扉で向かい合わせになることがないようにしていた。手洗い場とかも、待ち人用のラインが引かれていて、ソーシャルディスタンス。
◆授業での話し合い
もちろん、話し合い活動はなし。
どうやったら考えを共有することができるかを色々と考え、カードに考えを書いて黒板に貼るなどして工夫していた。
◆図工
よくある大きなテーブルで4人くらいが作業…となると対面型になってしまうので、同じ方向を向いて個別に作業ができるような形に変えた。机が足りなかったので、長机などを多目的室から持ってきて、席数を増やした。
★ということで
書き出してみたけれど、こんな枠じゃおさまりきらない程たくさんの「今じゃ考えられない授業」みたいなことがあった。
ここに書くことで、そろそろ成仏させてあげないと、という気持ちになっている。というか、もう自分の中では忘れつつあるな、やっぱり。
この頃、学級経営でもいろんな葛藤があったので、機会があれば第4弾としてそれは残しておきたいなあ…。
今回も、最後までお読みくださりありがとうございました!
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