#510 コロナ禍の学校生活④ やきもき学級経営
2024.1.15.
まだ返せていない年賀状が2枚ある…。心からごめんなさい。寒中見舞いが数日後に届きます。
さて、忘れちゃうから残しておきたい「コロナ禍での学校生活」、第4弾。これが最終回。
めちゃ分かりにくかったので、サブタイトルつけてみた。
さて、6月頭からの4分割分散登校→2分割分散登校を経て、下旬から一斉登校が始まった。何度も同じ授業をすることから解放される!当番や係活動が始められる!何より、ようやく学級としてスタートが切れる〜!と、もちろん不安はありつつも感無量の私。
アドレナリン出まくり。いつも書いている週案の振り返り(青字)も、↓の見本写真以上にページを埋め尽くしていた。
振り返りに書いていた内容は、教室に子供たちが増えてくると同時に気になり出した変化についてが多かった。
★授業への参加度が下がってくる
全員登校になり、教室に活気が戻ってきた。なのに、人数が増えて一番気になったのは、個人の授業参加度が下がったこと。授業中なのに友達との会話を優先させてしまう子がいたり、明らかに挙手発表が少なくなったり。どういうことだっ!
よく考えると、4分割の間、教室の中にいた児童は7〜8人。ふざけ合う程仲の良い子が同じグループにいなければ、真面目に取り組むより他ない。しかも、あまりに人数が少ないので全員に回答させるなどしていて、否が応でも発表しなければならない状況だったのだ。
久しぶりに仲の良い友達に会うことができ、おしゃべりが楽しい。
内容を理解している子が発表してくれるから、自信がない自分は発表しないでおく。
なるほど。
★コロナルールを守ってくれない
3か月以上も友達と会えず、基本家で過ごしてきた子供たち。全員登校が始まると、それはそれは大騒ぎ。朝から楽しそうにおしゃべりをし、女子なんかはくっつく、くっつく。ソーシャルディスタンスなんて全然守らない。
走り回ったりしていたんだろうか?もう記憶にない。
その頃の自分は、本気でこういうの↓が欲しいと周りに言っていた記憶はある。
アホな妄想なんだけど…そのくらいいちいち子供に「あまり近づかないよ」と注意するのが嫌だったんだと思う。注意すると「先生〜、私たちやっとこうやって会えるようになったんだから、そんな堅いこと言わないでよ」のようなことを言われた。
そして、とある休み時間。みんなの変わらない様子に、私の怒りは頂点に達した。腹が立った私は、どう伝えようか考えた末、おもむろに一つの動画をみんなに見せた。それは、テレビのニュース。自粛期間中に河川敷でバーベキューパーティーをしていた男性のインタビューだ。
「気晴らしは必要」
「普段マスクしなくても、コロナになってないし」
「やってもパクられるわけじゃない」
「友達がコロナ倒産して死んだ弔いだ」
などと、バーベキューをした理由を説明していた。
インタビューを見て、子供たちは「ありえない」「ちょっと怒りすら感じる」と言っていた。外出を控えていたみんなから見たら、そういう気持ちになるだろう。
「でも、授業のやり方、消毒、配膳、配り物…いろいろ配慮している私から見ると、休み時間中のみんなはバーベキューしている人たちと同じように見える。みんなが安全に過ごせるように気をつけている私がバカみたい。みんな、どう思う?」
しーーーーーん。
しばらくの沈黙の後、一人の子が言った。
「みんなで楽しく安全に過ごせる方法を考えたい。」
私も、意地悪したいんじゃなくて、できるだけみんなと同じ方向を見て楽しく過ごしたかったんだと、それを聞いて気付かされた。
印象的すぎたので、学級だよりに書いていた。
相変わらず体当たり学級経営である。
★ということで
学級だよりなどを見返して改めて、やっぱりこの年はイレギュラーもイレギュラーだったなあと思った。
制限が多かった学校生活。
できなかった行事。
その中でも、楽しいことは自分たちで創っていくんだと旗を振ってくれた学年の先生たち。
大変なことが多いということは、学ぶことも多いということね。
今回も、最後までお読みくださりありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?