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#232(Re) 自分史上、最もホワイトな管理職

2024.10.28.
少し前から土曜日は雨…だったはずなのに、蓋を開けてみれば気持ちのよい秋晴れ。おかげで勤務校の学校行事は快適に過ごせたが、姪っ子たちの運動会は見に行けず…!日曜に順延してくれたら行けたのに…。残念。



さて、今回は「あれ、これってリピートしてなかったっけ?」と意外だった記事。それだけご紹介いただいたからだろうか。N=^_^=先生、ありがとうございます。

管理職については、つい先日も物申す記事を書いたばかりで、

こういう人もいるのか、こういうやり方もあるのかと、少しずつ知見が貯まっていっているように思う。

ということでこの過去記事は、正規時代最強の管理職のお話↓

◆◇◆◇◆◇

2022.12.14.
最近、先輩や同期が仕事に疲れていたり悩んでいたりする話を耳にすることが多い。
アラフォー…、育休から復帰して前と同じように働けるのかとか、昔に比べて仕事が増えたとか、このやり方で60歳を過ぎても続けられるのかとか、働き方について考え直すタイミングでもあるからかもしれない。

仕事量どうのこうのは、いち教員がどうにもできない側面もあるため何とも言えないが、許しがたいのは「とんでも管理職」にぶち当たって悩む話を聞いたときである。

妊娠を希望する、または妊娠した職員に対して辛く当たる人。
未然防止の策も講じず、起きてしまったことに対して責め続ける人。
何をするにも「外部からどう見えるか」を一番に考える人。

そういう話を聞くと、怒りが沸いてくるのである。

私の大切な同期(先輩)に何してくれてんじゃい!!!

と。

どこに出しても恥ずかしくない自慢の同期が(そして頼れる先輩が)、そんなとんでも管理職に振り回されて
「もう辞めようかな。」
「しんどい。」
と言っているのだ。

これで心や体を壊したり、辞めたりしたら、どうしてくれるんだ!!!




私の教員生活は短いので、出会った管理職もそんなにたくさんはいないのだが、その中に周りから聞くような「とんでも管理職」がいなかったことはとても良いことだった。

遭遇していなさすぎて、話を聞いて「そんな人いるー?」と驚いたくらいだ。人を育てる仕事をしているのに、なぜ。




怒りが噴き出してしまいそうなので、逆にここでは、「自分史上、最もホワイトな管理職から学んだ、こうであってほしい管理職像」について書いておこうと思う。

「なぜ管理職という仕事を選ぶのか。」というのは、私にとって長年の疑問だった。「先生になりたい」という人がイメージするのはほとんどが担任や教科指導をする教諭であり、「校長先生になりたい」という意味合いで言っている人はなかなかいない。
そんな中、なぜ担任をやめてまで管理職になるのか。様子を見ていても、担任以上に楽しそうな側面があるような仕事に思えなかったからだ。(私の視野が狭いということでもあるけれど。)仕事内容に見合うくらい給料が多いのだろうか。


そんな中、「こんな働き方をする管理職だったら、なってみたいかもしれない」と思えたのが、「自分史上、最もホワイトな管理職のペア」である。校長、教頭のペア。


★仕事を減らす仕組みを作ってくれる

「早く帰りましょう」という声をかけるより、よっぽど大事なことである。

その校長先生は、職員会議を無くす、打ち合わせが効率よくできる組織作りをしてくれた方だった。私も教育業界に染まりつつあった頃だったので、「そういうやり方もあるんだ!」といろいろ驚いた。

そしてその教頭先生は、行政からくる様々な問い合わせを、私達に下ろさずに捌いてくれる方だった。自らも教育委員会にいた経験があるため、問い合わせの重要度に合わせて「これは返答のスピードが大切なもの」「これはあまり重要ではないので大体の数字が分かればよいもの」「これは担当者に確認しないといけないもの」などと判断し、自分が返答できるものはして、私たちの仕事をなかったものとしてくれていた。



★決断力がある

全体に関わることについて決断をする、最終的には責任をとる…って、会社でも管理職の仕事だと思うのだが、意外にこれをやってくれない管理職が多いと聞く。
もちろん私の知るそのお二人は、決断するし、早い。
そして何かあったら責任を取ると言ってくれる。だからこちらも、きちんと相談や報告をしなければという気持ちになれる。



★働き方にメリハリがある

お二人、尋常じゃなく仕事が早くて、ババっと仕事をしてさくっと帰る。
教頭は、勤務時間後にかかってきた電話には絶対出なかった。取り次ごうとすると怒られた。それが相手にも浸透してくると、みんな勤務時間内に電話をかけてくるようになった。普段はさくっと帰るのに、初任者が所見に苦しんでいたりすると、夜遅くまで面倒を見たりしていた。
時間の使い方…何を大事にするかが明確。



★背中を押してくれる

これをやりたい、こうしたらいいんじゃないか…自分から管理職に直接提案する機会は滅多にないが、もしすることになったら、または、学年主任を通じて提案するとなったら…大抵の場合の返答は、
校長先生「いいわよ。」
教頭先生「おう、面白そうじゃん。やれやれ!」
である。もちろん、その提案に不安要素があれば指摘してくださるのだが、こちらが一生懸命考えた提案がまるっと却下されることはほぼない。



★なんか楽しそう

校長先生、企画大好き、スポーツ大好き。休憩時間に卓球の練習をする。
教頭先生、企画大好き、スポーツ大好き。休憩時間に音楽室でギターやピアノを弾いている。
趣味や興味があるものを楽しむ姿を見せる管理職って、ステキだ!そしてときには子供のように何か新しいことを企ててにやにやしている。

管理職に限らずだが、自分のご機嫌は自分で取れるというのは、人として大事。







子供・教育、大事!!!

先生たちが楽しく働ける、大事!!!

管理職がいかなる人か、大事!!!


ということで、

全国の「とんでも管理職」に、お二人の爪の垢でも煎じて飲んでいただきたいものである。
(あー、この記事は高確率でご本人たちの目に留まるであろうので、失礼があったらすみません…私が自分の目線で感じたことを書きました!)



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