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#128(Re) 明日がくるのを楽しみに待つ
2023.12.5.
最近の楽しみな予定といえば何だろう。
この時期はやはり忘年会か。いつものメンバーや久しぶりに会う友人たちと、今年はどんな年だったかなどと話して飲んで。私はそういう場が好き。それを目指して1週間頑張ろうなどと思える。
逆に、仕事の中で楽しみな予定ってあるかな。この授業が楽しみとか、そんなものがあったら最強だな…。
などという思いが詰まった記事をどうぞ↓
◆◇◆◇◆◇
2022.8.31.
2年前、まだ学校が分散登校をしていたときのこと。教室で子供たちが登校してくるのを待っていると、1人の女の子が入ってくるなり「地層どうなったかなー」と言った。
理科の地層の単元。校庭で様々な粒の大きさの砂を集めてペットボトルに入れ、水も入れてよく振って、一晩置いておく。翌日どうなっているか?という実験をしていたのだ。
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前日作ったときから楽しみで、今日も登校しながら「地層はできたのかなぁ」と思っていたに違いない。想像するだけでステキである。
この言葉を聞いて…なぜか家で作ったフレンチトーストのことを思い出した。
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いつもは「起きるの嫌だー!もう少し寝たい…。」ってなっているのに、この日は「今日はこれが楽しみ!」とスッキリ起きられたのだ。
こんな風に、明日が、次の授業が、楽しみになるっていいよなぁ。
教員としては、そんな次が楽しみになるような授業を目指していきたい。
そう考えると理科はそういう仕組みが生まれやすい教科であるような気がする。「明日はアサガオの花が咲いているかな」とか「学級園の小松菜、大きくなったかな」とか「どの条件の種が発芽してるかな」とか。
仮説実験授業のサークルでも、いつもは遅刻気味で来る子たちがやたらと早く来たと思ったら、「今日は空気と水の実験をするんだ!」と息巻いていた…などということがあるそうだ。
でも、全部の授業で次が楽しみになるなんて難しいから…
明日は休み時間にドロケイやるんだ。
明日の給食にいちご出るらしい!
明日も友達に、先生に、会いたいな。
本当に、そんな理由でいいから。
この新しい学期を迎えるときに、憂鬱になったりお腹が痛くなったり、命を落としてしまう人がいたりする。
子供たちにとって学校が、明日も行くのが楽しみになる場所でありますように。