読書感想『人間失格』
久しぶりに読書感想文を書きます。まだまだ、私の文章力はありませんね。最近は女と話したいと思いながら、電車の中で本を読んでいます。もし、この本を知っていて、声を掛けてくれないかという絶対叶わない願いを願いながら。
今回は人間失格を読みました。私は湊かなえの『告白』、太宰治の『人間失格』を昔から読んでみたいとは思っていました。それが今叶いました。告白も読んでいるのですが、読者感想はまたの機会に。今回は人間失格です。
あらすじは主人公は人間との関わりが嫌いで、それを紛らわすために「道家」というみんなの笑われ者みたいなことをします。しかし、それがバレ、どんどん主人公は酒、薬、女に溺れていく物語です。人間の奥深くの悲しい、虚しい感情を極限搾り出した作品だと私は思います。
私も一時期人間との会話が苦手でした。少しの会話のも嫌で、そのその人間と会うのも嫌でした。見るのも嫌でした。ずっと1人でいいという感じでした。今でいう「病んだ」というのでしょうか。死にたくなるとか、生きたくなくなるとか、沢山ありました。でも今、私は生きてる。でも、生きるのはつらい。それが人生ですよね。いじめも受けたことがあります。暴力を受け、暴言を吐かれ、無視をされる毎日を送っていた時期もありました。しかし、その行為をした人たちとは今でも普通に友達です。向こうは何も思ってないし、何も感じてないとは思いますが、それが今でも少しトラウマとなっています。人の前で発表や、話すのが好きだった私は今では、前よりはマシになりましたが、少し抵抗があります。しかし、このいじめのおかげで私はメンタルが少し強化されていると思います。そう思いたいです。
ここからが読書感想文なのですが、元々漢字と読解力がない私は少し、読むのが難しいと思います。普通の人は読めると思うのですが、私には困難でした。まだ、どんなストーリーかが、まだ曖昧です。また読むのが、賢明かも知れません。そんな曖昧な記憶でも、特に心に響く言葉が何個かあります。今回は二つにピックアップして書きたいと思います。一つ目は「世間というのは君じゃないか」です。これは主人公が堀川という友達なのか、知り合いなのかよくわからない人に向けて思ったけど、言わなかったセリフです。世間とはどこからかが世間なのだろう。1人でも世間というのだろうか、それとも全国の人が集まったらなのか。それは分かりません。世間が許さないとか、世間が思っているとか、それはその人自身のことであり、その人が勝手に世間という形で、無理矢理みんなも思っているんだという押し付けなのです。人間押し付けということが大好きです。自分が気に入らなかった仕事や問題を他人に無理矢理押し付け、自分は逃げようとしたり、言い方悪いかも知れませんが、教育も押し付けです。行きたくもない学校を保護者はなんとか行かせようとします。特例で、行きたい人もいるかも知れません。しかし、そんなのごく一部、稀です。世間はほぼ行きたくないのです。あら、世間という言葉が出ましたね。世間という言葉は使いやすい言葉ですね。簡単に自分が言いたいことを世間という言葉で濁して使うのです。これが汚い、恐ろしい、穢らわしい人間の姿です。2つ目は「善悪の概念は人間が作ったものだ」です。人間だけ善と悪で別れます。そう人間だけです。例えば、人間はあいつが合わないから悪や、あいつは悪いことしてるから悪、逆は善です。しかし、合わない相手や悪いことをしている人たちからすると、その人こそが、悪なのです。人間はめんどくさい生き物ですね。嫌になります。
この作品で思うことも沢山ありますが、まだ理解し難いところもあります。それは後々、知っていくことにします。まだまだこの作品から知ることも沢山ありそうです。
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