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BOOK:「トム・ソーヤーの冒険」

マーク・トウェインの「トム・ソーヤーの冒険」。新潮文庫。
この本との出会いは中学生の頃で、夏の日に畳の上に寝転がり、夢中になって読んだ記憶があります。数ある冒険小説の中でも、友達と一緒に知らないところへ冒険に出かけるような身近な感じがあり、だからこそ引き込まれました。陽気でちょっと悪賢いトムがまた魅力的で、楽しい読書体験ができる小説です。

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物語は、トムがおばさんに名前を何度呼ばれても出ていかないところから始まって、親友のハックルベリー・フィンと冒険し、人殺しのインジャン・ジョーってやつと関わってのっぴきならない状況に陥り、それを切り抜ける・・・それくらいの粒度でしか覚えていません。でも、読んで面白かったこと、楽しかったことだけは、胸に残っています。おもしろい小説だったなって。

読書って、そういうものなんですよね。ストーリーを覚えるとかじゃなくて、ページをめくるたびに次々と繰り広げられるその場面場面を主人公と一緒に楽しんで、あーめっちゃ面白かった、とか、あーすごく切なかったとか、心が満たされて終わる。で、ストーリーを聞かれても、えっと・・・ってなる。長編になればなるほど、ストーリーの説明って難しいですしね。

いろいろ書きましたが、冒険小説が好きな人、冒険小説を読んでみたい人にはおすすめの作品です。

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