うつ病日記。vol.26
今日はうつ病になってから飲んでいる
お薬について話します。
話そうと思ったきっかけは
noteで適応障害やうつ病の方の記事を読むことが多いんですけど
やっぱり薬に抵抗感がある人は多いのかなと感じたので
少しでも、誰かの助けになればと思います。
お薬への抵抗感
まず、最初は私も薬に抵抗感がありました。
精神疾患って薬でなんとかなるものなのか
それとも休息をとることで落ち着くものなのか
看護の勉強でお薬のことは習っていたけど
やっぱり、お薬以外で・・・・っと思ってしまう。
それに、薬を飲むことで自分が心を病んでいることを
認めてしまうような感覚がありました。
眠剤(睡眠薬)
だけど、うつ病と診断されてから1週間、
相変わらず睡眠はとれず、
休息をとろうにもゆっくり休めなかった。
休職してるのにまだまだ疲弊していたので
ドクターから眠剤だけは飲んでみたら?
もし寝れなかった時の安心材料でもいいから
と勧められたので、
とりあえず眠剤を飲み始めました。
私は
エスゾピクロン2mgという不眠症治療薬をもらいました。
初めての眠剤で本当に眠れるのか不安もあったけど
飲んでみてびっくり。
すごい眠れた。
ベッドに吸い込まれるみたいに意識が溶けていく感覚で
ぐっすり眠れた。
もともと寝つきが悪くて、
ベッドの中で2時間近く眠れないことがあるけど
眠剤のおかげですぐに眠れるし
途中で起きることがなくなった。
眠剤は安心材料に・・・
今は、自力で眠れる時もあるし
全然寝付けない時もあるから
ベッドに入って1時間経っても寝れない時は
飲んでます。
どうしても寝れないって焦ってしまうことで
自分を責めちゃうこともあるから
眠剤があることで睡眠の心配をすることが減った。
それに、ドクターも飲んでも飲まなくても
寝れてるならOKみたいな感じだから
本当に安心材料になってくれてる。
睡眠薬にもたくさん種類があるから
自分に合う睡眠薬が見つかるといいね。
抗うつ薬
そして、うつ病になってから3週間ぐらいして
抗うつ薬を飲み始めました。
眠剤を飲み始めてから
お薬への抵抗感が少なくなったのと
ドクターへの信頼ができてきて
お薬の説明もしっかりしてくれたので
納得して飲み始めました。
エスシタロプラム10mg
飲み始めは10mgから始まりました。
うつ病は
脳内のセロトニンというホルモンが
不足することで起こると考えられています。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれていて
精神の安心感や幸福感に重要ははたらきをします。
このお薬はセロトニンを補充する役割があるので
自分で作ることができていないホルモンを
代わりに外から足している状態になります。
飲み始めは慣れるまで
吐き気が出たりすると言われましたが
私はあまり副作用がなく
特に薬を飲み始めて変わったこともありませんでした。
中には副作用がかなり強く出る抗うつ薬もあります。
実際、私の友達はかなり副作用が強いものを
初めから飲んでいたのでつらそうでした。
個人的には強い薬から始めるのは
治療法としておかしいと思っています。
いきなり強い薬を飲むということは
子供に大人用の量の薬を与えてるのと同じなので
身体に耐性がなくて耐えられなくなってしまうかもしれません。
強い副作用がある分、効果も強いですが
副作用のせいで生活がしづらくなる可能性もあるので
おかしいと思った時にはセカンドオピニオンに行くことも大切です。
特に、精神科は診断が医師によって違ったり
医師と合わなくて診察で余計にしんどくなったりします。
合わないなと思ったら病院を変えるのも全然OKです。
飲み続けることが必要
このお薬は
飲み始めて2〜4週間ごろに効果があるもので
飲み続けることが重要です。
途中で辞めてしまうと
離脱症状という薬を急にやめたことによる
別の副作用が起こります。
この辺りは薬剤師さんからも
説明されました。
薬を飲んでいてもあんまり変わらないので
意味あるのかなとも思ったし
副作用なのか
身体がだるくて動けなかったり
眠くてたまらなかったりして
家族には飲むの辞めたらいいじゃん
とか言われたけど
正直、薬以外に頼れるところがなかったので
続けていました。
飲み始めて2週間、薬が増量になりました。
エスシタロプラム20mg
同じ抗うつ薬が倍の量に。
といっても、飲むのは1日に1回なので
あまり気分は変わらず。
ただ、20mgになって2週間ぐらいしたころ
うつ病になって初めて
大声で笑えるようになりました。
この頃から、嬉しいとか楽しいとか
ちょっとずつ感情が回復している感覚があったので
薬の効果があったのかなと思えるようになりました。
今も薬は飲み続けています。
今も眠剤、抗うつ薬は飲み続けてます。
まぁ、うつ病は治すのに長い期間いるので
どれだけ続くのかとかは考えずにいます。
それに仕事を再開した時に
感情がどうなるのか
刺激が増えた時に耐えられるのか
まだ未知の世界なので
薬があることで安心できるからいいかなぁと思っています。
薬に頼るなんて
って思われるかもしれないけど
じゃあ、鎮痛剤飲まずに骨折の痛みに耐えられますか?
咳が止まらなくて息ができないのに咳止め飲まないの?
っていう話なんで。
心の病気は目に見えないから
傷の程度はわからないけど
傷は傷だから。
目にみえる怪我と同じ。
薬に頼ってもいいじゃん。
薬を飲んでて困ること
唯一、薬を飲んでて困るのは
お酒が飲めないこと。
お酒、大大大好きなんだけど
抗うつ剤や眠剤は
お酒によって作用が強くなりやすいから
飲んじゃいけないんだよ。
ちょっと元気になってからは
お酒が飲みたくて仕方がないけど
お薬飲んでるので我慢してます。
その代わり、ノンアルはいっぱい飲んでます。
酔わないゆずっしゅが一番お酒っぽい味がして大好きです。