ヤマハ音楽教室の強み、とは。
こんにちは。
昨年、25年以上レッスンさせていただいていた、
「ヤマハ音楽教室」を退職しました。
その時の記事はこちら・・・。
✧˙⁎⋆”退職”を「荷物をおろす」こと、と意味づけて書いてみました。
たしかに、「ヤマハ講師」の”荷”はおろすけど、まだまだ進化の途中であることはたしか。
そんな思いを書いています。
✧˙⁎⋆レッスン最後の日、について書いています。
その日からもうすぐ一年経つんだなーと思うと、この一年はあっという間に過ぎさり、それでいてとても充実した一年だったように感じています。
退職後、独立してフリーで講師をしていますが、今日はあえて古巣である、
「ヤマハ音楽教室(ヤマハミュージックスクール)」を推してみたいと思います。
もちろんおすすめ、なんですが、デメリットな側面もあるのでそこは最後に触れたいと思います。
わたしがずーっとここ(ヤマハ)に関わらせてもらっていて・・・、
やっぱりヤマハはすばらしい!と辞めた今ではあらためてそう思う・・・という感じですが、いた時には気づかなかったんです。
(そんなものですね・・・)
いま、2024年度の新規レッスン開講に向けて、いろいろなコースで体験レッスンを受けられるチャンス!ですので、このnoteをご覧になった、「ピアノ、習ってみようかな?」とご検討中の方、ヤマハかご自宅やレンタルスペースなどでレッスンされているフリーの講師さんと迷っている方にぜひ読んでいただきたいと思っています。
結論を言うと・・・
ヤマハって、ほんとうに基盤がしっかりしていて、講師の研修も頻繁にしているので(楽器店によるかも、ですが)、ひとりひとりの講師のレベルにほとんど差がないのです。
わたしも、在籍中はたくさんたくさん、学びの場を与えていただき、仲間たちと切磋琢磨して、時には喜び、時には落ち込み・・・それでもヤマハに成長させてもらったという「恩」を感じ、感謝の思いでいっぱいです。
講師としてのレベルは同じ、とはいえ、講師も”人間”なので、性格によるレッスンの傾向はそれぞれ違います。
講師の考えるレッスンプランがあって、そのペースに合わせたいタイプだったり、生徒の意向に沿ってくれるタイプだったり・・・。
その点は、「体験レッスン」で実際に会って確かめることができます。
いまのご時世、厳しいレッスンはあまり好まれないかもしれませんが、講師の考えるレッスンプランに当てはめたい講師に師事すると・・・コンクールや試験を受ける際には、いい結果をもたらしてくれることが多いです。
厳しい、といっても、結果にフォーカスしてのレッスンなので、わたしが稼働していた教室は、厳しさの中にも、『愛』あるレッスンをしてくれる講師が多かったような気がします。
ヤマハって、発表会やコンクール、グレード試験など、イベントが年中あるので、積極的に取り組みたい生徒さんは、すすんで参加します。
コンクールもバンバン出て結果出している生徒さん、多いですし、教室のHPにコンクール入賞者の発表とかあるので、それをモチベーションに日々練習に取り組んでいる生徒さん、たくさんいるんです。
「体験レッスン」の際に、『多少厳しくてもOK』と言うと、そういった先生にアサインしてくれます。
一方、「楽しくレッスンしたい」という意向であれば、体験レッスンの際に、受付でそのように言っておくと、『やさしい先生』がアサインされます。
講師を選べる(この表現が合っているのかはさておいて・・・)というのも大きな音楽教室のメリットですね。
(実際、何度も体験レッスンはできないので、ほぼ一度きりのご縁で決まります。そういう意味では講師が選べるわけではないのかもしれません。)
厳しくても、優しくても・・・、性格に違いはあっても、講師のレベルには差がないので、練習をきちんとすれば上達度はさほど変わらないような気がします。
また、ヤマハ音楽教室は基本「グループレッスン」です。(鍵盤楽器の場合)
まず、新規で入会する時は幼児科などグループレッスンから始めます。
(すべてがそうではありません)
そして、2年間(1年間や3年間の場合もあり)、その後進級といって、次のステップのクラスへと進みます。
(グループレッスン、個人レッスン選べるコースがあります)
お子さまのレッスンの場合は上記のケースが一般的ですが、中には「グループは苦手で・・・」というお子さんもいらっしゃるので、体験レッスンをお申し込みの際に、「個人レッスンを希望」と言うと、マンツーマンレッスンの体験レッスンを受けられることがあります。
ここがヤマハのシステムのややこしいところなんですが、テレビコマーシャルなどでやっているレッスンは、「ヤマハのコース」のレッスンです。(個人も含む)。
ヤマハオリジナルのテキストを使用してのレッスンとなるので、あらかじめかかる教材費が決まっていますし、カリキュラムがしっかりあるので、1年間でここまでやる、というペースがきちんとある場合がほとんどです。
ですがヤマハ音楽教室には、ヤマハのテキストを使用しない、カリキュラムもない、自由にテキストも選べる、講師と生徒さんで相談の上で自由に決められるレッスンもあるのです。
これが、特約店オリジナルレッスンといわれるものです。
ヤマハ認定講師ではない講師(でもヤマハがオリジナル個人レッスン講師として認定しています)が担当するレッスンです。
このコースを体験レッスンすると、希望があれば聞いてくれるし、自由にプランをつくることができる。
(ショパンやりたいとか、バッハ弾きたい・・・とか)
体験レッスンの際に、講師と相談してどんなテキストを使用するか、または自宅にある楽譜を使いたい、など要望を聞いてくれます。
実際に弾いてみたい曲があれば、体験レッスンで弾いてみることもできます。
その時に講師がどんな反応をするか、チェックされるといいと思います。
生徒さんの要望をすべて聞いてくれるのか、講師からこんなテキスト取り入れてみたらどう?など、提案してくれる場合もあります。
体験レッスンの時にそこまで提案してくれるかはわかりませんが、実際にレッスンをはじめると、「〇〇」の練習、増やしてみようか?など、強化したい部分をアドバイスしてくれたりします。
オリジナルレッスンは、自由に組み立てられるレッスンです。
レッスンの中身の自由度は高いですが、月(年間)のレッスン回数などは、選べるプランが少ないかもしれません。
(教室によります)
また、ヤマハ音楽教室は、そもそも「楽器店」ですので、『楽器を購入してもらうこと』も大事です。
ピアノの場合は、電子ピアノを持っている生徒さんに「アップライトどうですか?」とか、キーボードの場合は「楽器買い替えはいかがですか?」などの声がけがけっこう頻繁にあるかもしれません。
アップライト持っていても、「調律はされていますか?」などアフターフォローの姿勢はしっかりとされています。
グループレッスンの場合でも(エレクトーン所持している生徒さんの場合)、新機種が出ると買い替えを勧めれたりします。
グループレッスン担当の先生いわく、「レッスンの教室ではほぼ新機種でレッスンをするので、場合によっては、レッスンについていけなく場合があるから」と言っていました。(新機種とはいっても、そんなに高くないベーシックなモデルのやつです)
生徒さんの保護者の方いわく、「エレクトーンは買い替えが頻繁だから、ピアノにしてほしい」とおっしゃっていたのを覚えています。
(たしかに・・・)
ヤマハ音楽教室は基本、楽器店です。
その点では、楽器の修理や買い替え、アフターフォローに関してはプロフェッショナルですので、安心してお任せできます。
わたしも自宅のピアノの調律は、古巣の楽器店の専属調律師さんに毎年お願いしています。わたしの”音の好み”も知ってくれているので、本当にありがたいです。
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つらつら書いてきましたけど、まとめましょう。
⚫︎ヤマハ音楽教室で習うことのメリット
研修などの場が多いため、講師のレベルに”差”がほとんどない
コンクール、試験、発表会など、イベントに力を入れているためモチベーションを保って練習できる
さまざまなプランがあるので、希望に合ったレッスンを選べる
グループレッスンの場合、進級制度により定期的にクラスは変わるが目標を持ってレッスンに通える
グループレッスンの場合、お友だちができる
楽器購入やアフターサービスなど、楽器に関しても安心してお任せできる
1歳からレッスンに参加できるコースがある(教室によっては楽器店オリジナルレッスンとして0歳児からもあるようです)
⚫︎ヤマハ音楽教室で習うことのデメリット
レッスン料が若干高め(施設管理費が会場によってまちまち)教材費も高い(教材費はグループレッスンの場合)
振替ができない場合が多い
コンクールなど公の場に出ることが好きではない場合、出ることを勧められるので、断りづらい。
月1回レッスンなど、少ないレッスン回数のプランがないことが多い
レッスン時間もグループなら約1時間、個人なら30分間とレッスン時間に自由度がない
楽器購入を勧められる
デメリット、あまりないかな、と思っていましたが、書き出すとけっこう出てきました、笑。
レッスン料が高め、というのは、”一般的に”そうかもしれない、ということです。
中には、ご自宅でレッスンされている講師さんも高めに設定されている場合がありますが、ひとりで教室を運営するのって、けっこうコストかかるんですよね。
人件費と光熱費、経費で、もしかしたらマイナス、かもしれません・・・。
レッスン料に対して振替ができない、というのは少々痛いかもしれません。
振替レッスンに関しては、自宅レッスンの講師さんの場合もできないケースがあります。(一年間に○回まで、と回数を制限している場合もあります)
レッスン時間に関しても、ヤマハの個人レッスンは基本30分間ですが、中にはアドバンスコースみたいな、ちょっとがんばれる人向けの40、45分コースもあるかもしれません。
(教室によります)
メリットのところであげた、「お友だちができる」は、お子さまにとってはとても大事なことかもしれません。
学校とは離れた場所でのコミュニティに参加することって、習いごとの醍醐味のような気がします。
学区を離れて友人ができること。
視野が広がると思いますよ。
以上、ヤマハ音楽教室について語ってみました。
2024年5月より、ヤマハ音楽教室のレッスン(ヤマハのテキストを使ったグループレッスン)が新しくなるそうですので、ご興味あれば、いま!体験レッスンに行ってみてくださいね。
名前も、「ヤマハ音楽教室」から「ヤマハミュージックスクール」に変わるそうです。
(すでにギターなど大人向けのレッスンでは変わっていますが、この度子ども向けレッスンも一新されるのですね)
「ヤマハ」という看板のもとでレッスンすることって、けっこう喜びだったりするんですよね。
でも、あまり大手の会社にこだわりがない、とか自由度があった方がいい、というご意見も聞こえてきそうです。
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昨年から、フリーに転向したわたくしがいまお届けしているピアノレッスン。
横浜市内にある、すてきなピアノスタジオでのレッスンとなります。
音響設備もしっかりしていて、スタジオの扉を閉めるとまわりの音は聞こえません。
じっくりとレッスンに集中できる環境となっています。
ただいま、ワンタイムレッスン、定期レッスンの受付を行なっております。
(定期レッスンご希望の場合は、体験レッスンがありますのでご利用ください)
1回限りの「ワンタイムレッスン」や月1〜2回の「定期レッスン」など、さまざまなプランがありますので、下のリンクのnoteをお読みいただけるとうれしいです。
✧˙⁎⋆くわしくはこちらに記載しています。
(レッスンプラン、料金、お申し込み方法等、お読みになってからお申し込みくださいませ。お待ちしております)
定期レッスンは、体験レッスンを受けられます。(有料になりますが、レッスンにお通いいただける場合は、初回レッスン料金から体験レッスン料キャッシュバックさせていただきます)
ヤマハで25年以上講師経験のある「One Heart」お届けするピアノレッスンです。
お申し込み、お問い合わせ、お待ちしております。
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。
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