見出し画像

越権行為と無責任,人間と奴隷/2024年11月26日/メモ

最近の身の回りの組織関係について記録する。
上司が部下に指示を出し、そのアウトプットの尻拭いまでさせるような組織が増えてきたと感じる。上司の仕事の一つは責任を追うことである。責任を追うことができない部分(緑部)への口出しは越権行為となり、上司自身の首を締めることになる。それは無責任と奴隷を作り出す。上は決定権を持っていながら責任を取らない越権行為による無責任、下は決定権を持たないにもかかわらず責任が生じる状態である。(そんなものは人間の扱いではない)

責任と権限

責任と権限

これが嫌ならば、パソコンを雇えばいい。それができる時代なのだ。人と仕事をするときは、決定権を持っている人と責任を追う人をしっかりと考えなければならず、それは基本的に同一人物が持つべきである。また、責任の範囲と権限の範囲は一致していなければならない。

これは裏を返せば、部下のすべての行動に上司が責任を持つという考え方はいささか古い。部下は部下で、自分自身の責任と決定によって仕事を推し進めなければならないということである。

お互いがお互いを尊重しあい、自分のエリア,周りの人間のエリアをしっかりと認識することが重要であると考えている。

「相互の尊敬がなければ、どんな仕事も成功しない。」出典:アインシュタイン(理論物理学者)

【注】本記事はあくまで個人的見解と偏見です.信頼性に関しては自己判断でお願いします.

補足

越権行為の組織に与える影響
越権行為は、組織内で与える影響が非常に大きく、組織の文化や効率性、モチベーションにさまざまな影響を及ぼす可能性があります。越権行為とは、組織内の権限や職務範囲を越えて行動することを指し、一般的には上司や同僚の職務領域に干渉したり、権限外の意思決定を行うことを意味します。以下は、越権行為が組織に与える主な影響です。

1. 組織内の混乱や摩擦を引き起こす越権行為を行った場合、他のメンバーとの間で役割や責任の範囲が不明確になることがあります。これにより、意見の対立や衝突が発生し、組織内での協力が難しくなることがあります。
他のメンバーが自分の権限を侵害されたと感じることは、チームワークに悪影響を及ぼします。


2. 権限の不均衡が生じる権限を持たない者が越権行為を行うと、組織内で誰が何を決めるのかが不明確になり、リーダーシップの不安定さを引き起こす可能性があります。
特に上司の指導に従うべき立場のメンバーが越権行為を行うと、他のメンバーが混乱し、指揮命令系統に混乱が生じます。


3. モチベーションや信頼関係の低下越権行為を行うことで、組織内で不公平感が生じる場合があります。自分が適切な評価を受けていないと感じるメンバーは、仕事へのモチベーションを失い、組織に対する信頼が低下する可能性があります。
同僚や部下が越権行為に対して不満を持つと、職場の雰囲気が悪化し、業務の効率が下がることもあります。


4. 組織文化に悪影響を与える越権行為が許容される組織文化が形成されると、適切なガバナンスや規律が崩れ、業務の進行や成果物の品質に悪影響を及ぼします。
メンバーが各自の職務に責任を持たず、指示を待つだけの姿勢が広まることで、組織全体の生産性が低下することがあります。


5. コンプライアンスや法的リスクの増大組織内で規定やルールが無視されたり、無視される文化が浸透したりすると、コンプライアンス違反のリスクが高まります。これは、法的問題を引き起こし、企業の信用や財務に重大な影響を及ぼす可能性があります。


6. 人材の流出越権行為を受けた人が不満を抱き、職場を辞めることがあるため、組織の人材流出を引き起こします。特に優秀な人材が組織に対する不満から退職するケースは、組織の競争力を低下させる原因となります。




結論

越権行為が引き起こす影響は広範囲にわたり、組織の効率や生産性を低下させるばかりか、職場の人間関係や組織文化に深刻なダメージを与える可能性があります。そのため、適切な権限分担と役割分担、組織内のコミュニケーションを強化することが重要です。越権行為を防ぐために、リーダーシップの明確化と、職務範囲を守る文化を育むことが必要です。

GPT

「お互いを尊重することの意義」や「責任と権限の範囲が一致している(越権行為がない)ことを実現することで得られる組織のメリット」について、組織内の効果や文化に与える影響を考えてみましょう。

1. お互いを尊重することの意義

1.1 信頼関係の構築

お互いを尊重することは、組織内の信頼関係を強化する基盤です。尊重の精神が根付いていると、メンバーは自分の意見を自由に表現できるようになり、意見交換が円滑に進みます。信頼関係が築かれることで、メンバー同士の協力や助け合いが生まれ、チームワークが向上します。

1.2 ポジティブな職場環境の創出

尊重し合う文化は、ポジティブな職場環境を作ります。職場のメンバーが互いに敬意を払うことで、精神的な安全が確保され、ストレスや対立が減少します。このような環境では、創造性や革新性が育まれ、組織全体のパフォーマンス向上につながります。

1.3 自己成長の促進

お互いの意見を尊重することで、メンバーは自己成長を促進することができます。多様な意見や視点に触れることで、自己の認識を広げ、新たな知識やスキルを吸収する機会が増えます。これは個人のキャリア成長にもつながり、組織全体のスキルレベル向上をもたらします。

2. 責任と権限の範囲が一致していることを実現するメリット

2.1 効率的な業務遂行

責任と権限の範囲が一致していると、意思決定が迅速に行えるようになります。自分の役割が明確で、何を決定できるかが分かっているため、業務が効率的に進行します。逆に、権限を越えて意思決定を行うことがないため、混乱や遅延が発生するリスクが減少します。

2.2 明確な役割分担による責任の明確化

責任と権限が一致することにより、各メンバーの役割が明確になります。誰が何を担当しているかがはっきりしているため、問題が発生した場合に迅速に対応でき、責任の所在も明確になります。これにより、業務の管理がしやすく、問題解決のプロセスがスムーズに進みます。

2.3 権限を持つ者の意欲向上

自分に与えられた権限内で決定を下すことができると、メンバーのモチベーションが向上します。責任を果たすために必要な権限が与えられていると、自己の能力を発揮しやすく、業務に対する責任感が強まります。このような環境では、リーダーシップが発揮され、組織全体のパフォーマンスが向上します。

2.4 組織内のトラブルの防止

越権行為がないことで、組織内のトラブルや衝突を防ぐことができます。責任と権限の範囲が明確になっていれば、誰が何を行うべきかが分かり、他者の領域に踏み込むことがありません。これにより、組織内での不満や摩擦が減少し、職場の雰囲気が良好に保たれます。

2.5 長期的な組織の安定性

責任と権限が適切に調整されていることで、組織の運営が安定します。明確な役割分担があることで、組織は無駄な重複や混乱を防ぎ、効率的に目標を達成することができます。また、権限が適切に配分されていることで、組織の持続可能性が高まり、長期的な成長を実現しやすくなります。



結論

お互いを尊重する文化を築き、責任と権限が一致する環境を実現することで、組織は生産性や効率性を向上させるとともに、メンバー同士の協力関係が強化されます。これにより、ポジティブで協力的な職場環境が作られ、組織全体のパフォーマンスや成長が促進されます。

GPT

いいなと思ったら応援しよう!