悩んだ時は登山と読書 〜「山女日記」を読みました〜

湊かなえさんの「山女日記」を読みました。

みんな色々抱えているよな‥と、なんだか共感を覚えました。

山という偉大な存在に触れることで、自分の悩みがちっぽけに感じて、少し楽になれるのかもしれません。

そして自分を高い視点から俯瞰することで、人生とうまく向き合うことができ、冷静に判断を下すことができるのかもしれません。

また、登場人物たちを見て、共に山を登る存在がいることは、とても幸せなことだと感じました。

私も年に数回、近くにある山を妻とともに登ることがあります。
共に同じ景色を見て綺麗だねと言い合い、共におにぎりを頬張りながら美味しいねとつぶやく。
そんな存在がいることは、とても幸せなことなんだと改めて気づかせてくれました。

悩みがある時に、山のような大きな大きな存在に触れるのは有効だと思います。
同時に本書のような小説を読んで、悩んでいるのは私だけじゃなく、この世界には共に悩む「仲間たち」がいるということが理解できると、心が救われるかもしれません。

山と小説。
一見かけ離れたように思われるものでも、そこにある「救い」には共通するものがあるなと感じました。

春になったら登山に出かけようと思います。
大切な存在である妻とともに、美しい景色を見ながら、美味しいおにぎりを山頂で食べたいなと思います。