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流されて生きていけ。その景色を楽しめ。

無駄な抵抗はやめて、人生の流れに身を委ねて生きていこうと思う。

どうにもならないことばっかりだ。
人生はあらかじめ決まっていて、その決められたあらすじをただなぞっているだけのような気がしてならない。
どれだけ努力を重ねようが、万全の準備を整えようが、起こることは起こるべくして普通に起きていく。そうやって私の人生を翻弄していく。

流されて生きるのは気に食わない。
だけど、「あえて」流されることを選ぶ人生は、それはそれで楽しいものかもしれない。それこそが、正しい人生の遊び方だと言えるかもしれない。

無駄な抵抗はよそう。
流れに反して、私の身体との接点に生まれる水飛沫は、ストレスや苦痛と比例する。
流れに身を委ねてしまえば、水飛沫を上げることなく、スイスイと流れに乗って人生は進んでいく。

軽やかに生きたい。
まるで小川を流れる、赤茶色の枯葉のように。
プカプカ浮かんで生きていればいい。
やがて人生という大きな流れが、あなたをどこかへと連れて行ってくれる。

たどり着いた先が望むべき場所でなくても、自分を責める必要はない。
なぜなら、それはあなたの努力の範疇から外れているから。
どこにあなたを流すのかは、人生の責任であり、人生の問題。
神様が気まぐれに見せる景色を、ただ眺めていればいいのだ。

ついつい人生に抵抗したくなる。
与えられた責任を放棄したくもなるし、逆境に挑んでみたくもなる。

力を抜いて生きていよう。
脱力しながら、人生が流れる方向へと、ただただ流されていよう。

そこで素敵な景色が見られる可能性もゼロじゃない。
死ぬまでただ流れていく。
行き着く先がどこであれ、構わない。
私は与えられた今だけを、ただただのんびりと楽観しながら生きていく。それだけさ。

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