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「名探偵のままでいて」を読みました。

小西マサテルさんの「名探偵のままでいて」を読んだ。

認知症を患った祖父が、その幻視を通して事件を解決していく物語。

主人公である孫娘との、暖かなやり取り。
周囲の人間たちとのつながりに心がほっこりする。

本作は、作者の父が実際に同じ病を患ったところから発想を得たそうだ。

きっと介護の中で辛いことややりきれない気持ちも多くあったことだろう。
それを物語に昇華し、多くの人の感動や喜びを生み出しているのって、すごく素晴らしいことだなと感じた。

全てに意味がある。
意味を添えていく。
大切な姿勢を学ばせてくれた、素敵な一冊でした。

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