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「変な家」を読んで「正攻法で戦わないことの大切さ」について考えた話。

雨穴さんの「変な家」を読んだ。

映画化もされて話題となっている作品。
面白い。
間取り図と文章で読ませる新感覚のミステリー。そこに小説特有の人間の心情が折り重なって深みが増す。

インタビュー記事で作者の雨穴さんは「正攻法で小説を書いてもプロに勝てるはずがない」と思って本作を書いたと言っていた。

発想の転換。
敵の少ない領域を選ぶ賢さ。

もちろん、人生において自分がやりたいことをぶらすべきではないが、目的を掴み取るための手段は柔軟に選んでいいのだと学ばせてもらった。

自分は何がしたい?どう生きたい?
それを実現する方法は、本当に目の前の険しい道のりだけ?

視野を広く持つことの大切さを教えてくれた、素晴らしい作品でした。

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