また生きていたいってのが、僕の本心 〜「本心」を読みました〜
平野啓一郎さんの「本心」を読んだ。
自分で人生の終わりを決められる「自由死」がテーマとして扱われている。
もういいや。十分だ。
やり切った人。辛くてもう終わりにしたい人。
様々だ。自由死に対する意見も人それぞれだろう。
僕はどうだろう。
自由死が認められていたとして、今すぐにはその権利をきっと使わないだろう。
まだ生きてみたい。
与えられた人生を、もう少し楽しんでみたい。
過去にはそう思えない日々だってあった。
明日なんて来なくていいと思っていたし、誰にも迷惑をかけずこの世界から消え去りたいと願っていた。
少なくとも、今は死のうと思っていない。
辛いことや嫌になることもあるけど、まだ生きていようと思えている。
それが僕の本心だ。
まだ生きたい。
心の声に耳を澄ませて、これからも生きていこう。
僕の本心をわかってあげられるのは、きっと僕だけなのだから。
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