「ある」苦悩を乗り越えるために、「ない」現実を強く想像してみる。
仕事がある。
やるべきことが山ほどある。
辛い。逃げたい。死にたくもなる。
全てを投げ出したい。
何でこんな日々を生きているのだろう?
やめたくなる。諦めたくなる。
そんな時、仮に「なかったら」どんな心情になるかを、強くイメージしてみる。
仕事がない。やるべきことがない。
世間から認められない。自分自身を肯定できない。
ある辛さも確かにあるが、ない辛さもまた、同様に存在する。
それを天秤にかけてみる。
なければいいと安易に思ってみるけど、いざ自分事としてない現実を想像してみると、今が少しだけ「マシ」に思えたりする。
やるべきことがあることは、ありがたいことだ。
今に感謝しようなんて、綺麗事は言わない。
ただ、ないよりはマシだよな。ない人間もいるんだよなと、想像力を働かせて今を乗り越えていけたらいい。
明日も仕事がある。
今日も仕事があった。
ストレスがある。ストレスがない世界を夢見ても、事実としてストレスはある。
ストレスがあるから、ストレスからの解放という喜びもある。
ストレスがなければ、その喜びもまた失われる。
選ぶことができない現実も多い。
与えられた人生を、どう解釈していくかなのだと思う。
仕事がある苦悩を手に取るのか、仕事がない苦しみから逃れられている今に安堵してみるのか。
どっちを選ぶか。
考え方のコツ次第で、人生はもっと豊かで軽やかになる気がしている。
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