見出し画像

モラハラを得意とする弁護士は、モラハラが本当に得意だった。


夫のモラハラによる離婚を成立させるため、離婚調停を自分で申し立てるも、不成立に終わり、そこから8ヶ月後、夫のエスカレートする行動に限界に限界を超え、法律事務所7軒あたって、やっと弁護士と6月から委任契約を交わした。

7月、8月と調停が終わったが、話し合いは蹴りがつかず、9月の調停が終わった。

9月の調停で調停員から10月の調停の検討事項として財産分与のことがあげられた。

しかし、弁護士の報告書の検討事項にそれは書かれてなかった。

私は、「10月の調停で、財産分与の資料いりますよね?」と、確認したが、弁護士は「不要。」と言い張る。

しかし、夫側からはやはり提出されていたので、「やっぱり次回の調停で財産分与の資料いりますよね?」と再度確認したが、「不要。」と言い切られた。

そして10月の調停が始まった。
開始してすぐに調停員から「なぜ、財産分与の書類が提出されてないのですか?」と質問された。

すると弁護士は「私の準備不足で申し訳をありません。提出しない訳ではなく、次回提出する予定です。」と言い出した。

やはり、必要だった。しかし、弁護士は、私にそんな説明を事前にしていない。私にではなく、弁護士は調停員に謝罪した。

そして、調停後、私から弁護士にそれについて聞くまで説明はなかった。しかも、「どちらにせよ、なくて大丈夫だった。」と言い張った。

私も、陳述書を書くのが大変で余裕がなかったから、そこはしょうがないとも思った。


そして次の調停は12月。
前回は親権についてを話し合ったが、今回は財産分与についてがメインの調停。調停までに、いろいろと必要な書類を私が弁護士に提出して、財産目録というものが弁護士によって作成された。

私たちが1番ややこしいのは、ペアローンを組んでいることだった。そして、私はその家を取得したい。表を見て、何回か説明してもらったが、この数字がなんなのか今説明しろと言われても難しいような表だった。

話を擦り合わせながら、私が家を取得する方向での財産分与の書類を作成してもらった。そしてそれを提出してもらった…と思っていた…

12月の調停が始まった。書類を元に調停員が話進めようとすると、弁護士が「すみません…提出する書類を間違えていました。」と、申し訳なさそうに言い出した。

この回は先に記した通り、財産分与のことがメインの調停だったので、書類がないと話し合いは進めることができない。面会交流の候補日だけが言い渡され、本来2時間くらいある調停で、今回の検討事項について何も話し合うことができず、調停は数分で終了した。

さすがに調停の後、弁護士から謝罪の電話がかかってきた。

私は、1回1回の調停に、吐き気や胸の苦しさを抱えながら、(やっとこの日が来た…)と調停にのぞんでいたので、その調停で何も話し合いができず数分で終わったことは、もちろん、言葉に言い表せないくらいの怒りに満ちていた。

電話では、1回1回の調停にかけているこちらの思いを伝えた上、弁護士側のミスがここには記さないが、他にも続いていたので、次こそきちんと書類を出してもらうことと、今回のことの代わりに慰謝料のことも頑張ってくださいと伝えた。

電話での話は記録として残らないので、電話の後は

「先ほどはお電話ありがとうございました。先ほどもお伝えしましたが、1回1回の調停の期間も、こちらにとってはすごく長く感じております。相手方も仕事を休んで裁判所まで出向いていますので、進める予定だった話が進められないのは、こちらとしても相手方としても損で、何か言われかねませんので、今後気をつけていただきたいです。前回のこともありますので、どうかよろしくお願いします。」

と、文書として残るように、LINEで伝えた。
こちらが文句を言ったとて、かえって仕事をしてもらいにくくなるだろうと判断し、私なりに冷静になって、できるだけ端的に、伝えるべきことだけを伝えた。

そして、12月は慰謝料のために、通院のカルテの取り寄せに必要な書類を出したり、病院で同意書を書いた。

そして、1月の調停期日が近づいてきた。
事務的なやり取りはしていたが、調停1週間前になっても、1月の調停の書類が添付されて送られてきていない。どういう方向で進めるかの指針が示されていない。

弁護士から病院のカルテの進捗状況の報告がない。

流石に今回は前回のこともあるのでないとは思うが、期日も近いので、私から、進捗状況を確認する連絡を入れた。

すると、「病院からまだカルテが届いていない。」と言われた。いや、私が同意書を出したのはかなり前だ。

その事実を知ってすぐに私から病院に確認をしたが、病院は「カルテは準備できているが、弁護士が必要な書類をまだ出してなくて送れていない。」と。

それを弁護士にそのことを伝えると、「明日確認します。」と返ってきた。

いや、なぜ、期日1週間前に届いてないのにまだ確認していないのだ?

そして、弁護士から答えになっていない答えが返ってきた。「次回期日までカルテが届くとは考え難いので、財産分与に絞った主張書面を早急に仕上げたいと考えております。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。」

いやいや。カルテは病院側は準備をしていた。不備があったのは弁護士の方だ。数日ではあるが、期日までに日数は少しある。せめて、できるだけのことはして欲しいと思うのは筋ではないのか?

届いてないのであれば、間に合わせるスケジュールで、委任されている弁護士が病院に確認することができる。なのになぜ間に合わない?


そんなやり取りが、調停の5日前くらいに行われた。詳細は書かないが、他のことも合わせて、通算6回ほど弁護士に依頼していたことに漏れがあり、こちらにも支障があったが飲み込んできた。

これでは対等な関係で依頼できないことを弁護士会に急いで相談をした。

これまでのことも含めて、今後スケジュールをちゃんと示すことや、事前に説明することを求め、間に合わないのは弁護士側の責任なので、来週控えている調停に、間に合うように資料提出するように再度依頼をした。

けど、それについての回答は何度もスルーされ、話すり替えられる。

弁護士会には、対等な関係で依頼するためにどのように伝えたら良いか、都度相談し、その上で私からLINEを送ったり、弁護士会から弁護士に話してもらった。期日が近いので、とにかくやれることがないかと、そんなやり取りが4日ほど続いた。

しかし、月曜に調停があるところの前の週の金曜に、調停員から弁護士に話してもらったときに、初めて「間に合わない。」と弁護士が回答したとのこと。

最後にもう一度、弁護士会に相談した。

財産分与の資料は12月に本来出す予定だったやつがあるはず。弁護士会からの助言では、せめてそれだけでも提出してもらうように依頼してみるよう助言された。文書も推敲した上、さすがに職務放棄されているので、私の気持ちと、10月から出すべきだった財産分与の書類を提出してもらうようにLINEを送ったが、「出せない」「委任契約を終了したい」「次の弁護士に頼んで」「委任は双方の同意がないと続けられないから、これ以上の回答は不要と思料します。」「お断りいたします。委任契約は受任者が委任者からの指揮命令に従うものではありません。」と、返ってきた。

一方的に逃げ切られた。

絶望。

なんやったんや、この4ヶ月。

「依頼主が弁護士を信頼してないなら、引き受けられません。」って言われたけど、こんなことされて誰が頼できる?

明らかにこれまでの過失に対する誠意が感じられない。

しかも、弁護士の返答はキレ口調。

こっち側が怒って「もう他の弁護士あたります!」って言うのを引き出そうとしているのか?と思うほどだった。

この弁護士にたどり着くまでにも長い長い道のりだった。また一から弁護士を探し直し。

期日までの時間もない。この件も含めて、法律相談したいが、土日は営業日でないところが多い。

これは、はなから作戦だったのか?

喉が苦しい。1日中泣きそう。

モラハラを得意とする弁護士は、モラハラが本当に得意だった。

「僕は常々思っているのですが、どうしていじめられてる方が逃げなきゃならないんでしょう。欧米の一部ではいじめてる方を病んでると判断するそうです。いじめなきゃいられないほど病んでる。だから隔離して、カウンセリングを受けさせて、癒やすべきだと考える」 「でも、日本は逆です。いじめられてる子に逃げ場を作って、何とかしようとする。でも、逃げると学校にも行けなくなって、損ばかりすることになる。DV(ドメスティックバイオレンス)もそうだけど、どうして被害者側に逃げさせるんだろう。病んでたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは加害者の方なのに」

ドラマ「ミステリと言うこと勿れ」第2話
久能整


本当にこの通りだ。

夫にせよ、弁護士にせよ、モラハラしたもん勝ちの世の中。 

出口の見えないトンネルが永遠に続く道のり。

苦しい。苦しいという言葉では片付けられないほどに。




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集