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育児を上司に例えてみた。


嫌な上司ってどんなだろう?

①「何してるんだ!そんなことやめるべきだ!」
②「そんなこともできないのか!」
③「なんでそんなことしたんだ!」
④「〇〇さんは〜〜もできるぞ!」
⑤「君にはまだ任せられない。」
⑥「余計なことをするな!」
⑦「だめなもんはだめだ!」
⑧「これがルールだから!」
⑨「仕事遅いなぁ!」
⑩「やる気あるの?」

思いつく限りあげてみたが、ひどいな。パワハラ炸裂といったところだろうか。



では、育児ではこんな言葉は聞いたことないだろうか?

①「何してんの!そんなことやめなさい!」
②「なんでそんなんもできへんの!」
③「なんでそんなことしたん!(するな!)」
④「〇〇ちゃんは〜〜もできるのになんでうちの子は」
⑤「(あなたは)まだできないから、だめ!」
⑥「もう!余計なことせんといて!」
⑦「だめなものはだめ!」
⑧「約束したでしょ!ルールはルール!」
⑨「まだ?(遅い!)」
⑩「まだやってないの?」



どうだろう?


同じ内容を、子どもに向けて言ってそうな言葉に、番号ごとに言い換えてみた。


立場の強いものから、弱いものに対して、このような言葉では、部下の成長も、子どもの成長も、妨げるに違いない。

しかし、意外と育児ではこんな言葉が飛び交っているのではないだろうか?



良い上司(部下を育てる気のある上司)なら、どういうのだろう?

①「何があったんだ?何か訳があるなら話してみな。」
②「前は〜〜だったのに、今はこんなこともできるようになったのか!」
③「そんなことしたのには、何か理由があったのか?」
④「君の持ち味は〇〇だ!」
⑤「難しい案件かもしれないが、是非君に任せたい」
⑥「どうして、そうしようと思ったんだ?」
⑦「こういう理由で、次は〜〜した方がいいと私は思うが、君はどう思う?」
⑧「こういう危険があるから、〜〜して欲しい。」
⑨「何か私にできることはあるか?」
⑩「いつもより、仕事が捗っていない様子だが、何かあったのか?(どこか具合でも悪いのか?)」


私が思いつく限りで言い換えてみたので、これが良い上司と言えるかはわからないが、こう伝えた方が、部下は育つのではないだろうか。



では、育児でも置き換えてみよう。

①「何があったの?理由を話してみて。」
②「〇〇ちゃん(くん)!前はこうだったけど、こんなこともできるようになったの!?」
③「どうして、そうしたの?」
④「〇〇ちゃん(くん)の〜〜なところが大好きだよ。」
⑤「〜は怪我するかもしれないから気をつけてね。よし、やってみよう!」
⑥「どうしてそうしようと思ったの?」
⑦「〜すると、怪我しちゃうかもしれないんだ。〇〇ちゃん(くん)は気をつけてできる?」
⑧「〜だから、〇〇して欲しいんだ。できるかな?」
⑨「どうしたら(何を手伝ったら自分で)できそう?」
⑩「一緒にやろう。」

どちらの方が、子どもの力を伸ばすことができるだろうか?


答えはきっと、シンプルだろう。


もちろん親子は、上司と部下という関係ではないが、子どもとの関係がうまくいかないとき、考えるきっかけになると嬉しい。

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