見出し画像

患者の減少、全壊した自宅…震災後も地域医療を支えるために。開業医が抱く、診療所を続ける上での不安【令和6年能登半島地震】

あらすじ

輪島市門前町の「瀬戸医院」を運営する瀬戸啓太郎院長。 被災後、ボランティアの力を借りながら院内を片付け2月には診療を再開した。もともと過疎化による人口減少や、高齢化が深刻化している門前町。医療機関は瀬戸医院を含めて2つしかなく、多くのお年寄りが瀬戸先生を頼りにしていた。
瀬戸先生は17年前の震災も経験しており、今回の震災で2度目の被災。医院に隣接する自宅は全壊し、現在は認知症の母と共に仮設住宅での生活を送っている。当時に比べると自身も高齢になり体力面でも不安を抱えているようだった。
いまだに復興の目処が立たない自宅を目の前にしながらも、「地域に頼られてる限りはやっていきたい」と前を向こうとする瀬戸先生。しかし、診察を再開はできたものの、患者さんの減少や、校医による診察もストップし、経営面では多くの課題がのしかかっている。 被災した街で、診療所を立て直すために、さまざまな課題に目を向け、根本からの復興が求められている。

🎥 取材先:瀬戸医院
📅 取材日:2024年 4月10日〜6月10日


Creator:MuTube 編集部
災害の未来を変容させる能動的メディア「MuTube」編集部より、地域に寄り添った良質なコンテンツを定期的に配信します。
X Instagram Youtube TikTok