町に人がいない...地域の再生に不可欠なお祭りを再開するためには。【令和6年能登半島地震】
あらすじ
「あまり言いたくないんですけど、壊滅状態なんで」ーー
4月初旬、珠洲市正院町。ほとんどの住民が避難所や仮設住宅での生活、町外転出を余儀なくされ、人の気配はほとんど感じられない。同町に位置する羽黒神社も元旦の地震により全壊に。宮司の髙山さんは一人、なんとか倒壊を免れた社務所で賽銭箱を修理していた。
本来であれば春祭りが開催される4月。地元の氏子がいてはじめて成り立つ神社では、氏子自身の生活が戻る見込みが立たないため、今年は神事を除いて祭りを開催することはできない。
一方で、能登において祭りは「正月よりもお盆の時よりも、祭りの時に帰ってくる」と言われるほど、過疎が進む地域において人を繋ぎ止める大切な行事。祭りの再開が地域の再生に繋がる中、そもそも祭りができない地域はどうすれば良いのか。
🎥 取材先:羽黒神社
📅 取材日:2024年 4月
◆羽黒神社
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