ほろ酔いラプソディー『29.稚鮎と実山椒』
仕事上、AIの事を考える機会が多いけど、考えれば考えるほど、人間とは何か?を考えさせられる。2045年にAIが人類を超えるなんて説があるけど、そもそも何ができたら超えたと言えるんだろか。
AIに夏は理解できない。汗の不快感や日焼けの痛み、人は夏を考えるのではなく体感している。身体性のないAIには人間を理解できないし、不快や痛みの感覚がなければ思いやりを持つこともできない。
梅雨の時期は通勤のない在宅勤務が良い、なんて考えていたけど、IT技術に頼り面倒や煩わしさから逃げて部屋閉じこもる生活を続けていたら、AIみたいに人間性が失われていってしまうようで怖い。
これからは意識的に自然を感じようと、エアコンを消して窓を開けた。梅雨の湿った空気を感じながら、稚鮎を頭から尾まで丸ごと平らげると、肝の苦味と甘味の奥に、自然の恵みを感じた。
『 人間も自然の一部 』
稚アユのアヒージョ
材料
・稚アユ
・実山椒(下処理済み)
・オリーブ油
・塩
作り方
1.稚アユを包丁でこそいで鱗を取る
2.塩を少し入れた水で1を洗う
3.スキレットに2、山椒、油、塩を入れる
4.鮎に火が通るまで火にかける
※実山椒の下処理は枝から実をとりお湯で30秒ほど茹でて半日水にさらします。
※実山椒の代わりに、ニンニクやハーブを入れても美味しいです。