ムタラ

おつまみはお酒飲みながら楽しんで作って欲しいので、レシピは以下をテーマにしてます。 ・具材の分量は決めない ・調味料は比率 ・四季を感じる ・シンプルな調理

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おつまみはお酒飲みながら楽しんで作って欲しいので、レシピは以下をテーマにしてます。 ・具材の分量は決めない ・調味料は比率 ・四季を感じる ・シンプルな調理

最近の記事

ほろ酔いラプソディー『101.秋ナスと豆板醤』

上半期を終えて仕事が少し落ち着いたのでnoteを再開します。酒量が倍増するくらいにハードだったこの半年で改めて思ったことは、大概のことは時間が解決してくれるということ。 周りの理解や協力が得られなかったり、何をやってもうまくいかなかったり。でも、めげずに諦めずに前に進み続ければ、理解者や協力者が必ず現れてくれるし、そのための必要な時間だったんだと思える。 インドが原産で熱帯性の植物であるナスは夏が旬だけど、秋に育つナスは日差しも穏やかで昼夜の寒暖差も大きく、時間をかけて育

    • ほろ酔いラプソディー『100.〆のご飯』

      4年前の4月、緊急事態宣言下のステイホームで時間をもて余す誰かの役に少しでも立てばと、このnoteを初めてみたわけだけど、今回でようやく100回目の投稿を迎えることができた。 当初は週1~2回投稿して、きっと終息するだろう1年後に100回目の投稿を想定してたけど、コロナは終息どころか収束もせず、自身も仕事の繁忙で投稿すらままならなくなってしまった。 それでも節目となる100回目までこれたのはフォローやスキをくれた皆様のお陰です。本当にありがとうございます。一旦ここで中締め

      • ほろ酔いラプソディー『99.牛肉と長ねぎ』

        若い頃に比べて時間の経過が長く感じる。若い頃はあっという間だった1年も、今はそう感じない。それは何となく生きるのをやめて、仕事にも遊びにも真剣に向き合っているからだと思う。 大晦日の早朝、寝起きの目を擦りつつ、そんなことを考えながらこのnoteを書いている。そしてこの1年はどんな年だったか振り返ると「変化」だったかなと思う。環境の変化や、自分自身の変化だったり。 今年は環境の変化もあって、さらに長い1年だったなと振り返る。そんな一生懸命に生きたこの1年を労う大晦日には、ご

        • ほろ酔いラプソディー『98.昆布茶とスパイス』

          会社が経営統合して環境や人間関係が大きく変わり、不馴れな事の連続で、気づけばnoteの更新も3ヶ月ぶりになってしまった。社内ではいろいろな感情が渦巻いていて、否が応でもストレスがたまる。 そんな数ヶ月間で身につけた自己防衛策は感情をニュートラルに保つこと。期待と失望、喜びと悲しみ、高陽と挫折、感情の起伏に比例してストレスは増大するから、どんな状況でも無感情を意識した。 感情をニュートラルに保つことで、思考回路がシンプルになり、物事の見え方が変わってくる。結果、仕事のパフォ

          ほろ酔いラプソディー『97.梨とキムチの素』

          ダラダラ過ごしていると夏休みはあっという間に終わってしまう。時計の針は一定間隔で進むのに、人の感じる時間感覚は一定ではない。間隔と感覚のどちらが時間なのだろう。そんな大人の自由研究。 唯識。乱暴に言えば世の中の全ては自分の心が生み出している実態がないものとする仏教哲学。同じ絵を観ても人によって印象は異なる。1枚の絵でそれなら世界や時間もきっと人それぞれ異なって見えている。 物理学的にはどうなのか調べると、時間は存在しないという学説があった。世界は物質ではなく継続的に変化す

          ほろ酔いラプソディー『97.梨とキムチの素』

          ほろ酔いラプソディー『96.長芋と砂肝』

          温室効果ガス削減に向けて何ができるだろうか。キンキンに冷えた麦茶を一気飲みしながら考える。ビールの為に炎天下をランニングしたのに、ここまで暑いと酒飲みもビールじゃなくて麦茶を飲むらしい。 巷ではサウナがブームだけど、真夏のランニングと麦茶でも充分ととのいます。ただし危険が伴うのでお勧めはしませんが。そんな風に猛暑を楽しみながらも、環境については真剣に考える必要がある。 IPCCは地球温暖化により、このままだと人間と自然が適応の限界をむかえると警鐘を鳴らしている。すでに大型

          ほろ酔いラプソディー『96.長芋と砂肝』

          ほろ酔いラプソディー『95.茶葉と豆菓子』

          人付き合いがどちらかと言うと苦手な方で、正直面倒だと思ってしまう。人との距離感がコロナ前に戻りつつある今、改めてそう思う。そんな中で町内会の運動会に参加してきた。 歴史ある大きな町内会で老若男女500人が参加する運動会。子供の為のイベントではあるものの、意外にも大人の方が張り切っていたりする。そして今年は役回りで初めて運営側としての参加。 運営として積極的に参加して思ったのは、真剣に競技する中で自然と連帯感が醸成されるということ。そしてシンプルに楽しいということ。なんだか

          ほろ酔いラプソディー『95.茶葉と豆菓子』

          ほろ酔いラプソディー『94.鶏胸挽肉と生姜』

          noteにも搭載されたChatGPTなどの生成型のAIが世間を賑わせている。進化の度合いを考える意味で、ちょうど2年前に書いたAIにまつわるエッセイ(25回目と29回目)を読み返してみた。 25回目はAIに仕事は奪われない、29回目はシンギュラリティは起こらないと書いている。でもAIに奪われる職業は増し、もはや作業だけではなくクリエイティビティの領域にまで及ぼうとしている。 何でも聞いたら教えてくれる、何でもお願いすれば創ってくれる。これを続けていたらどちらが主体者か分か

          ほろ酔いラプソディー『94.鶏胸挽肉と生姜』

          ほろ酔いラプソディー『93.牛薄切り肉と豆もやし』

          満員の通勤電車にもなれてきて、車窓から見える桜のほとんどは緑に染まり、雨でお花見を満喫出来なかったことが残念で仕方がない今日この頃、ちょうどこのnoteを始めて3年が経ちました。 最初の緊急事態宣言を受けて、コロナが終息するまでの期間限定で前向きな事を発信できたらと思い始めたので、いよいよnoteを閉じる時が来たかな、と喜ばしくもあり、寂しくもあります。 5月8日から5類に引き下げられるとの事だし、この記事が93回目なので、100回目が切りも良いし、最終回にするのがちょう

          ほろ酔いラプソディー『93.牛薄切り肉と豆もやし』

          ほろ酔いラプソディー『92.金柑とカマンベールチーズ』

          「計画的偶発性理論」 1.キャリアの8割は偶然の事象で作られる 2.その事象は努力や行動で新たなキャリア形成に役立てられる 3.偶然の事象に目を向け行動することでチャンスを作れる これまでキャリアはゴールを決めて計画的に階段を上るものと思っていたけど、突き詰めるとキャリアアップのきっかけは常に偶発的であり、それをうまくチャンスに繋げられていたのかもなと感じる。 そして今、職場でとても大きな偶発的事象が起きている。直観的には自身のキャリアに大きな影響を与えるポイントと感じて

          ほろ酔いラプソディー『92.金柑とカマンベールチーズ』

          ほろ酔いラプソディー『91.葉玉葱とコチュジャン』

          最近上司から部下にもっと仕事を任せろと、事あるごとに指摘される。どれほどの頻度かと言うと、4月に異動?と心配になるレベル。今の部署は今期着任したばかりなのでさすがにないと信じたい。 歴史上始めて中国統一を果たした秦王朝は始皇帝が亡くなってまもなく滅びる。数百年間争い続けて統一した国家が十数年で滅んでしまうほど、ワンマン体制はリスクが高いことを教えてくれている。 部下に仕事を任せることが、会社や組織の持続的成長に繋がることは理解している。でも自分が望むクオリティにならず、結

          ほろ酔いラプソディー『91.葉玉葱とコチュジャン』

          ほろ酔いラプソディー『90.目刺と牛蒡』

          「愛の反対は無関心」とはマザー・テレサではなくエリ・ヴィーゼルの言葉とか。語源はどうであれ深い言葉だと思う。そして無関心は人生で損をする、何事にも関心を持つことが大切だと思った話。 キャンプへ向かう途中で立ち寄った小さなスーパーで、割引シールが目に入りなんとなく炭で焼くかと思い買った目刺(めざし)。人生において、もっとも関心がなかった食材の1つじゃないだろうか。 独りお酒を飲みながら、網の上で焼く目刺は、サイズ感がちょうど良く。この雰囲気だけで満足かな、と思い口にしたら衝

          ほろ酔いラプソディー『90.目刺と牛蒡』

          ほろ酔いラプソディー『89.里芋と舞茸』

          リサイクル前の産業廃棄物を壊してストレス発散できるサービスがあると聞いて、なぜ破壊的行動がストレスを発散するのか気になった。人は産まれながらに破壊衝動を持っているということなのだろうか。 稚拙にも世界は垣根がなくなり、平和になっていくものと考えていた。でも世相はそんな理想に程遠く。要因をあげれば複雑でキリがないけど、シンプルに本能と捉えるのが悲しくもしっくりくる。 せめてその衝動を平和的に満たすことで、少しでも世の中の悲しみが減ってほしいなと思う。そういう意味で料理は、食

          ほろ酔いラプソディー『89.里芋と舞茸』

          ほろ酔いラプソディー『88.えのき茸と芥子』

          何だか今年は長いな、なんて感じつつも、見渡せば街はイルミネーションで彩られ、年の瀬が近づいていることを気付かせる。あとひと月で令和5年。新たな元号になってもう5年目になるのか。 昭和、平成、令和。こうして並べてみると、平成をもっとも長く生きているのに、昭和に対する思い入れが強いことに気がついた。そして昭和がとても遠く感じて少し寂しい。 昭和を考えていたら、オムライスやナポリタンなどの喫茶店の味が恋しくなる。中でも一番恋しいのは、からしマヨネーズのハムサンド。母親が連れてい

          ほろ酔いラプソディー『88.えのき茸と芥子』

          ほろ酔いラプソディー『87.南瓜とローズマリー』

          定年退職して嘱託社員で働いている昔の上司と久しぶりに話をしたら「目が優しくなったね」と言われた。昔はもっと鋭かったとのことで、自覚はないけど家庭を持ったからか、それとも加齢によるもか。 川の石のように、あらゆるものは時間と共に角がとれて丸くなっていくし、それは人も同じだと思う。それを受け入れるか、入れないか。いつからか私はそれを受け入れてたんだなと再認識した日だった。 思い返すとカボチャをチョイスする頻度が増えてきたのは1つのサインだったのかも。チェーン系の讃岐うどん屋の

          ほろ酔いラプソディー『87.南瓜とローズマリー』

          ほろ酔いラプソディー『86.甘長唐辛子とトマト』

          人や世間との繋がりは大切だけど、たまには独りの時間を満喫したい。梅雨の雨とは違い、どこかもの哀しい風情を感じる秋の長雨。孤独を求めて引きこもりがちだけど、あえて外に出ると孤独を得られる。 たとえば雨の日のランニングはランナーが少なく視界も狭くて集中できるし、キャンプでは雨が周りのサイトからの音を遮って静寂が生まれる。庭やベランダでの独り七厘も近所を気にせず満喫できる。 最初は耳障りに響く不規則な雨音も、次第に心地よくなって最後は森閑に感じる。音が聞こえなくなるのではなくて

          ほろ酔いラプソディー『86.甘長唐辛子とトマト』