ほろ酔いラプソディー『37.花オクラとミニトマト』
家から近い公園のキャンプ場がリニューアルオープンしたことを知り、1泊キャンプをしてきた。キャンプ場は公園内の林の中にあり、人との距離は保たれ、うっすらと差し込む木漏れ日と風が心地好い。
テントの設営が終わり缶ビールを開けて一息つく。カナカナカナと先程まで気にしていなかったひぐらしの鳴き声が林全体を包み込み、このBGMはワインの気分にさせるな、なんて考えながら炭を起こす。
冷えた白ワインをコップに注ぎ、まずは鶏肉を焼きながら早めの晩酌を始める。牛肉を焼く頃にはすでに赤ワインにチェンジしていて、立ち上る煙を見上げながら、太古より変わらない至福の時間を心行くまで楽しんだ。
帰りに立ち寄った道の駅で、花オクラを見つけ夏の思い出に買う。昨日のお肉をチャラにするために今夜はサラダにしようと心に誓うと、ミンミンゼミの鳴き声が遠くに聞こえ、なんだかレモンサワーが飲みたい気分になった。
『 気を緩めず、でも心と体は緩めよう 』
花オクラのサラダ
※花オクラを茹でる際は、お酢を入れると色が綺麗に仕上がるそうです。
※新鮮な花オクラは生でも食べられます。お好みで。