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めいそう日記〜Day18:脳科学×瞑想④

このシリーズを書き始めて、改めて思う。知ること、やってみることはとても大切で、そしてそれと同じくらいに振り返ることが大切だということを。

この本はずいぶん前に買って読んだ記憶がある。でも、その後瞑想を実践するようになって再度振り返ってみるのは今回が初めて。すると、初めて読んだ当初に理解した範疇よりも、もっと広く・深く理解することができている。

この本以外にも、我が家のインテリアになっている本を手に取って、読み返してみるのも良いかもしれないなぁ。

1. 瞑想小咄〜脳科学×瞑想④

本の内容を進めていこう。今回はLecture 3『「自動操縦」が脳を疲弊させる』を取り上げてみよう。

この章で述べられているのは、身体と心の「自動操縦状態」について。身体を何気なく、意識なく動かしている時に、私たちの心はどこにあるのだろう?

目の前のことを何気なくこなしているとき、心はいつもいまと関係のないところにある。だからこそ、自動操縦を脱して心のふらつきを減らすには、日常的な行為に注意を向けて、いまを取り戻すことが有効なんじゃよ。

心のふらつき…何かを手にしてやっている時、「あ、そういえばあれもやらなきゃ」と他のことに気がそぞろになって、目の前のことへの注意が散漫になってしまうことはおそらくどなたにも経験があることだろう。

それがミスにつながってしまうことは、ある。返信しなければならないメールのことを考えているとき、別の気がかりなことが頭をよぎると、そっちに気持ちが引っ張られ、さらに他のことに引っ張られ…。気付いたらメールの返信をうっかり忘れてしまっていた、とか。

この積み重ねが、人と人との信頼関係を損ねることにつながってしまったり、重大なミスにも繋がったりしかねないから、かなり気をつけなければならない。

自動操縦に慣れている現代人。本書では、現代社会で持て囃される「マルチタスク」が「集中力」を損いかねない結果を引き起こすことがあると警鐘を鳴らしている。

何かにつけて「効率化」を求められる現代。しかし、本当の効率化は「マルチタスク」ではなく、集中的に一つのことをいかに効率よく完了することができるか、なのかもしれない。

さて、マインドフルネスを実践することで、集中力・注意力を高めることができる脳科学的な研究が進んでいる。

注意力をうまく分配する働き(前頭葉や頭頂葉が関与)とか、障壁となる葛藤をうまく処理する働き(前帯状皮質、島、基底核が関与)に、マインドフルネスは関連しているんじゃ。

マインドフルネスは科学的なアプローチによって、人間の脳の変化による効果の解明が進んでいるということだ。ちなみに、この集中状態のことを「ZONE」と本書では述べている。

自動操縦状態を脱するための方法として、「ラベリング」という方法が本書で紹介されている。心のリラックスばかりか、集中力を高める上でも効果的とのこと。

呼吸に合わせて1から10まで数えたり、歩行中に自分の手や足の動きに「右」「左」「上げる」「下げる」とラベルを貼ってみたり。そうすることで、今ここに集中することができるという。

呼吸のラベリングは私も瞑想中によく実践している。本書の言うとおり、意識がそぞろになりにくく、瞑想状態に入りやすくなる。とても簡単にできることなのに、集中力がアップするというお得さ。ぜひ日常生活で心にさざなみが立っている時に実践してみたいものだ。

2. 今日の瞑想〜2021.11.4 5:50〜(20min)

朝起きたら、胃が気持ち悪かった。前夜に日本酒を飲んだからだ。きっと皆さんにも、同じような気分の乗らない起床をした経験があるだろう…。

今日は胃の状態を改善すべく、ボディスキャンの瞑想を実践することにした。自分の体の状態に意識を向けるという瞑想のことだ。

今日の瞑想音楽はこれ。

癒されたさに、この曲をチョイス。

早速瞑想を始めていこう。まずは呼吸に意識を向ける。そして、心のざわざわが落ち着いてきたところで、胃に意識を向ける。

なんだか胃に違和感がある。しかし痛みはない。事実の確認を続けていく。事実に対してはジャッジしない。

途中何度か胃から意識は逸れていったが、呼吸に意識を集中することで戻ってくる。

瞑想の最後の方には、朝起きた時のムカムカがなくなって、逆に空腹感を覚えるようになってきた。その変化の事実を把握しつつ、ボディスキャンの瞑想を続けた。

今日はかなり集中できたと思う。途中カクカクと頭が前後に行ったり来たり。でも意識はあって、寝てるわけではない。最近集中力が上がってきた実感があるなぁ。

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