評価ってどうやってるの? | よくある質問
(読む時間:4分程度)
ご訪問、ありがとうございます。
ITコンサルティング会社「夢創IT株式会社」の代表の岩崎でございます。
中途採用でのご面談時に良く受ける質問にお答えするシリーズです。
今回は「評価ってどうやってるの?」になります。
よく受ける質問ってことになっていますが、数えるくらいしか質問を受けたことがないのですが、中途者には重要かなと思いまして記事にしました。
ちなみに弊社は団塊ジュニア世代以降のご応募も多くいらっしゃり、役職定年や今後は年収が下がっていくにあたり転職考えていますと言う方が大方なのですが、評価や給与制度について質問を受けることがほぼないです。不思議です。。。そんな話はひと置きしまして、本題に入りますね。
回答
今回は、弊社の主業であるITコンサルタントについて記載します。
(投稿時点の考え方なので変更されることは今後あります。)
パフォーマンス(結果)を重視
プロセス+翌年度の期待値は補足的に扱い年1回の年俸交渉
社内の相対評価
パフォーマンス評価
「結果」を最も重視しています。なぜならばクライアントへ、結果を出すのがコンサルティングの仕事だからです。「クライアントファースト」が弊社の基軸になっています。そのクライアントファーストを因数分解したツリーがあり、それに則して評価軸、社内の制度などを設計しています。
このツリーは、クライアントに求められていること、複数の文献、継続的な成長に必要なことなど、多岐に渡る視点から私が作ったものです。
ツリーでは、因数分解したそれぞれの軸で評価を行うことになりますが、その軸に基準があるわけではございません。そこは相対評価の考え方と話が被りますので、別に記します。
一方で、本人のスキルや採用背景によっては、結果のみでの評価は難しいこともありますので、その場合は、プロセスや翌年度の期待値を加味するようにはしています。ですが、結果を出すと言うことが前提となります。
年1回の年俸交渉
タイトル通りなのですが、年に1回の年俸交渉の場が代表と1on1の形でございます。その中で自分がいくら欲しいのか?自分の価値は何か?と言うことをアピールしてもらいます。
交渉/アピール形式を取っている理由は、いくつかございます。
自身の働き方に合わせて年俸を変えることができる
評価は与えられるものだけではなく、獲得してほしいとの考え方
働き方により年俸を変える
今期はビジネスに注力したけど、より自己成長としてチャレンジしたい、自己研鑽したい、家族との時間を増やしたい、自分の時間を増やしたい等が出てくると思います。たとえ年俸下がっても優先したいことがあるのだと言う個人の想いを受け入れられる様な受け皿を用意しています。
評価は与えられるものだけではなく、獲得してほしいとの考え方
多くの企業は、目標設定して達成したかの振り返り面談を上司として、結果に対して納得しても、しなくても飲み込むことが多いのではないでしょうか?(年輪経営的な経営スタイルでは別だと考えておりますが。)
わたし自身もサラリーマン時代は良くも悪くも、評価結果を飲み込むしかなかったです。
一方でプロ野球をはじめとしてプロスポーツの世界では、選手と会社が年俸交渉しています。選手は自身の価値をアピールして、より多くの年俸を会社から自身の手で獲得していくのです。
我々、ビジネスで働く人もプロであります。コンサルタントはより高い報酬をクライアントから得ているので、よりプロであることが必要であると考えています。同じプロなら自分で納得できるように交渉して、自分の力で評価を勝ち得て欲しい、受動的ではなく能動的に評価を勝ち得て欲しいとの考えのもと、交渉の機会を用意しています。もちろんアピールは、その瞬間で社内だけで行えば良いわけではなく、常にクライアントからの評価を勝ち得ることも必要です。
相対評価
なぜ相対評価なのかについては別記事にて。
(評価については、思った以上に文字数が多くなってしまったので。)
(補足)他の評価、給与制度
年俸制/退職金なし(年俸は、12分割で月毎に支給)
決算賞与は業績に応じて出ることがある
試用期間(3ヶ月〜6ヶ月)の終了前に労働条件通知/オファーレターの条件見直し
さいごに
われわれは零細ですが、これからも成長していくことを目指しています。その成長過程において、制度は変わっていくことになりますが、創業時からの想い、考えてとして、現時点ではいまの仕組みを作りました。
みなさんの一つの参考になれば幸いです。