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散歩を楽しむのススメ

40代に入ってから、気づけば多趣味になった私。
自転車、テニス、鉄道、そして散歩

どれも目的なんてなく、ただのんびり自分のペースで取り組めるので、心と身体のストレス解消になっています。

今回は、その中のひとつ「散歩」について書きたいと思います。

「散歩」とは

さん‐ぽ【散歩】
[名](スル)気晴らしや健康などのために、ぶらぶら歩くこと。散策。「公園を散歩する」
[類語]散策・足任せ・逍遥・そぞろ歩き・漫歩・遊歩・歩く・ぶらつく・ほっつく・漫遊・巡歴・行脚あんぎゃ・跋渉ばっしょう・杖を曳ひく

出典:小学館 / デジタル大辞泉

私が散歩を始めた理由は、体調を崩したからです。

世界中が疫病に本格的に突入した2020年3月頃からリモートワークや自宅での仕事が増えたことにより、1日の活動量が劇的に減りました。仕事での責任も増し、新しい領域の業務、オンライン会議が多くなり、移動時間がないので打ち合わせのスケジュールもパンパンに入っている日々が続きました。

夏の終わり、ちょうど9月末に積もり積もった負荷が身体にきたことにより、逆流性食道炎、高血圧、軽いパニック症候群と、よくもまぁこんな一気にきましたねー、ってくらいでしたね(笑)

お医者さんやまわりの人に相談したところ改善には食生活のほかに、散歩が良いとアドバイスをいただき、はじめることにしたのです。

2019、2020、2021年の歩数グラフ

これはApple Watchの歩数グラフですが、コロナ前の2019年は平均7,971歩に対して、2020年は平均5,134歩。特に5月からの落ち込みが顕著でした。

2020年の10月、11月で改善策を講じ、11月下旬頃から意識して散歩に出るようにしました。歩数グラフをみると一目瞭然で2021年には、平均9,667歩と倍近く活動しているのがわかります。

それでは、体調改善が目的ではじめた散歩でしたが、今も変わらないペースで続いていて趣味にもなった、散歩の楽しみ方をいくつか挙げたいと思います。

散歩の楽しみ方

1. まずはテキトーに歩く

私は外出する際、仕事はもちろん買い物や誰かと待ち合わせ、食事など、ほとんどの場合、何か用事や目的があることが多かったのですが、これを思い切って一切排除してみることにしました。そうすると、とても気分は心地よく、頭がスッキリすることに気づきました。

外に出て、心の赴くままにただ歩く。できれば時間も気にせず、疲れたら少し休憩したり帰路についたり、帰りは電車やバスにしてみたり。散歩の醍醐味はこれに尽きる!と思っているので、楽しみ方としてはこれだけでも十分です。

ここから先は、個人的な楽しみ方、趣味的なお話しになります。

2. 道を塗りつぶして歩く

以前テレビ番組で脳科学者の茂木 健一郎さんが、おっしゃっていたできる脳にするためのひとつに「ドーパミンを出す」というのがあり、その方法に通学路を変えるというのがありました。それを聴いて以来、目的地へ向かうのに、できるだけ今までとは違う行き方を試みていました。毎日、家から散歩してると決まったルートを歩きがちなので、これを散歩に取り入れて意識的にやってみることにしたのです。

ゲームをやる方ならイメージしやすいのがRPGで主人公がダンジョンの中を歩いたところが自動的に地図として記されてだんだん表示されていく感じ。近所の道、街をダンジョンと思って歩くと、まだここ通ってないから行ってみよう!という街、道を色塗りしていうくような楽しみ方になりしました。

3. 視点を変えて歩く

NHK「ブラタモリ」は好きな番組で連ドラ予約して観ています。ご覧になった方はわかると思うのですが、日本全国さまざまな地域を観光的な視点ではなく、地層に基づいて歴史や成り立ちを辿っていくつくり。この番組を観て、既に知っている場所も視点を変えると新しく感じて発見があるんだなぁと思いました。ということで、散歩でも視点を変えて歩くをやっています。

いろんな家を眺めて年代によってのサイズ感や作り、素材の違いをみたり、生活している人を想像してみたり。川の流れを追ってみたり、道を地図で照らし合わせたり。なんでこんなところにこんなものがあるのだろう?と役割を考えてみたり。自分で想像して、考えるので散歩ルートに出会うものに愛着も湧いてきました。

4. 知らない駅からスタートして歩く

これはもはや散歩ではないのでは?と思ったりもしますが、これがなかなか楽しいのです。仕事帰り、途中の駅で降りて自宅まで散歩気分で歩く(ここが大事で帰宅するではなく、散歩するを主)だけで新たな出会いがたくさんあります。

気になるお店や公園、街の雰囲気を肌で体感するのです。不動産屋の店先に貼られた物件をみたりして、もしこの街に住んだらこのあたりに住んでみたいなーとか、想像が膨らんで面白いですよ。

5. ちょっとしたお土産を♪

タイトルの通り、散歩で出会った何かものをお土産に持ち帰ることです。素敵なパン屋を見つけたらパンを買ったり、本屋をみつけたら店内を眺めてその土地にちなんだ本を買ったり。お金のかからなものとしては、出会った風景やモノの写真を撮ったりします。お土産は、実際のモノとしてだけでなく、記憶に結びついて良い思い出になります。

6. 相棒犬にまかせて歩く(妄想)

残念ながらうちには同居人に犬がいないので、憧れの散歩方法になります。犬の散歩をするときにルートを相棒の犬にまかせてみたいな、と。場合によっては道ではないところへのアプローチもあるかもしれないですね(笑)いつかはやってみたいです。


散歩の楽しみ方いかがだったでしょうか?

2〜6は目的にもなってしまうので、あくまで散歩は1を軸にしつつ、その日の気分やコンディションによってバランスで楽しむようにしています。

最後に、散歩にまつわる私が読んでよかった本のリンクをご紹介して終わりたいと思います。コメントや感想はひかえておきます。タイトルやリンク先で気になったものがありましたら是非読んでみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

おすすめ散歩にまつわる本


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