それは山田哲人の夢を応援できる場所、なのかもしれない
「てっぱち今、どんな気持ちなんだろう…自分に打席が回ってくるなって思ってるのか、よし自分に回ってこいって思ってるのか、どっちなんだろう。」
そわそわした様子で、息子が言う。ネクストバッターズサークルでは、なんだかいつもよりも精悍な顔つきのてっぱちが、グラウンドをじっと見つめながら、バットを振っていた。
2-2で迎えた8回裏、2死1,2塁で打席には甲斐が立つ。ここで甲斐が出塁すれば、大きなチャンスでてっぱちに打席が回ってくるのだ。
「どちらにしても満塁でてっぱちとか…ママ