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神社を交えた「あさんぽ」のススメ

朝起きて最初にどんな「光」を浴びるかで、その日の脳のパフォーマンスが変わってくるらしい。と、大学生の時に本で読んでから今に至るまで、半ば実験的に、起きた後の生活習慣を見つめ続けてきた。

社会人になり、忙しい日々を送り、忙しすぎて体調を崩した僕が、その結果を発表しようと思う。

まず、最下位。ブルーライト。いわゆるスマホやPCなどの液晶画面である。僕がこの手のライトに弱いのもあるが、起きてすぐに浴びると、頭がぼーっとした感覚になるのがわかる。脳がこれ以上情報摂取をしたくないと叫んでいるように。

一方、映えある第一位。日光。よく言われているが、朝イチの日光ほど、1日のスタートダッシュにふさわしいものはない。脳が目覚めて、生活習慣の安定にもつながる。人類の歴史のほとんどにおいて、われわれのご先祖は太陽の活動と共に生活してきたわけだから、至極当然とも言える。

そして、その効果をさらに高めるのが「散歩」だ。5分でも10分でも、日光を浴びながらてくてく歩くことが、僕が行き着いた究極の朝ルーティンである。

この、いわゆる「あさんぽ」は、習慣づけるのがなかなか難しかった。その効果を理解していても、慣れ親しんだ道を毎日ただ歩くのは、なかなか退屈な時間である。

三日坊主を幾度となく繰り返した末にようやく習慣化したのは、近所にある神社の存在が大きかった。起きて、そのまま外に出て神社まで歩き、その日のことに思いを馳せながらニ礼ニ拍手一礼し、来た道を戻る。この「折り返し地点」で行う参拝が、毎日違う色を見せるだけで、ルーティン化するには十分な理由だった。

ルーティンはどうしても単調になりがちだが、同じ繰り返しの中に、ちょっとしたエッセンスがあるだけでそのハードルがいくらでも下がるのかもしれない。

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虫かご
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