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パリの街で現実を生きる|喫茶女神

今週も1週間おつかれさまです。

12月に入りましたね。
クリスマス好きの私にはたまらない月。

パリの街では、
クリスマスマーケットやイルミネーションが
開催されていて毎日ルンルンです!

ドイツのクリスマスも恋しかったり。

クリスマス4週間前から
毎週日曜に1本ずつキャンドルを灯す。
すべて灯ったらクリスマスな
あの伝統が大好きです。

あなたさまの好きな
クリスマスの過ごし方はなんですか?

フランスで暮らして4ヶ月。
マイナスな部分を感じてきて
少々気持ちが沈みかけた。

移民や難民が共存する社会って
想像以上に大変だなと実感した。

過去の歴史は変えられないし、
日本という豊かな国で生まれ育ったわたしには
到底理解できない問題や現実が溢れているのだ。

何度か海外で生活しているので
何もかもわかっていた気でいたのだが、
まだまだわかっていなかったなと反省。

しかも、わたしがこれまでの人生で
関わってきた外国人の方って
欧米人かアジア人だけだったんですよね。

ドイツで暮らしていた街には
ほとんどアフリカ系の方がいなかったですし。

ヨーロッパで暮らしていると、
どうしても差別にはあうんですよね。

わたしに差別をしてくるのは、
アフリカ系・女性・貧困層。

パリで暮らしているからこそ、
その背景が見えてしまうし
わたしが差別される理由がわかる。
怒りや悲しみよりも
正直「かわいそうに」と思ってしまう。

街を歩いていると
多く目にする路上生活者の方。
最近はよく物乞いにもあう。
何が起きるかわからないので
「知りません」と言って立ち去るけど
内心めちゃくちゃビクビクしている。
報復されたらどうしよう、
空き巣に入られたらどうしようと。

RER A線・B線の沿線沿いは正直キツい。
ずーっとグレーな空気が漂っている。
座席にタバコの吸い殻3本あった、
短いやつと中途半端に長いやつ。
きっとさっきまで吸っていたのだろう。

そして宗教の問題。
これは本当わたしには正直
理解できなかったり
口出しできないことが多い。

フランス語や自分の課題よりも
社会情勢で気持ちが沈むとは
思っていなかったので
心を平常に保つのが大変大変。

世界を変えるってムリだなって。
日本人のわたしが簡単に
口にしちゃいけないなって思った。

これがパリの現実。

だからこそやるべきことも見えてきた。

笑顔でいること。
挨拶をすること。
毅然とした態度でいること。
ブレない心を保ち続けること。
絶対に怒りに負けないこと。
太陽でい続けること。
光で構えること。

イカつめのお兄さんに
笑顔でbonjourと挨拶すると
可愛い笑顔でbonjourと返してくれる。

この小さな積み重ねで
誰かの心を温めることができるかもしれない。

ランジェリーへの覚悟も屈強なものになった。

わたしの作るランジェリーを通して、
あの彼女に手を差し伸べることが
できるかもしれない。

曇り空のパリの街で
この先の人生、
これらを軸に生きていくんだと
固い決意ができた。

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Dear あなたさま
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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あなたさまの今日が
健やかな日となりますように𓂃‪𓃱𓈒𓏸

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