八月納涼歌舞伎「狐花」初日
8月の観劇がスタートです。
歌舞伎座 八月納涼歌舞伎第三部「狐花」を観てきました。
小説家の京極夏彦さんが歌舞伎のために書いた小説と脚本です。小説「百鬼夜行」シリーズの主人公・中禅寺秋彦の曽祖父、中禪寺洲齋を幸四郎さんが勤めています。
とはいえ、私は全く京極さんの小説を読んだことがありません。今回は知らないことを武器に初日に臨んでみようと思いました。
「京極歌舞伎」という歌舞伎を新たに作りたい。
幸四郎さんの意気込みどおり、今までにない新しい歌舞伎が誕生したと感じました。とても引き込まれました。
幸四郎さん勘九郎さん七之助さんが揃い、三人でこのテイストの芝居で来るとは思っていませんでした。
ざっくりと初日の感想を聞いてください。
歌舞伎役者だからこその世界観。溢れる所作の美、セリフや身体のリズムは現代俳優では味わえないと思います。
少し内容に触れますのでご注意くださいませ。
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