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昔はちっとも人前で話せなかった

教室で、自ら手をあげることなんてまっぴらごめん。運悪く指名されれば、過度に緊張してしまい、上手く回答もできない。焦りと比例して顔は不本意に赤く染まるし、あぁ恥ずかしい。なるだけ私を放っておいてくれ…。


そんな私が先週、発表会を開きました。ディレクションを務めるアパレルブランド"idem"のはじめてのPopup。

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それはもう楽しくて、くらくらする二日間。


昔の自分が今の自分を見たらびっくりするだろうな…。芸能の仕事に携わり、単に人前に出るのに慣れた…ということもあるけれど、こんなにイキイキとしているのは、好きなとこについて嘘なく発信できているから。

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そういえば、好きな本、好きな食べ物、好きな音楽。自分で囲う大事なモノについては、不思議と饒舌だ。みんながきっとそうであるように。


服をつくる、それを直に触れてもらう、纏ってもらう、生の感想を聴く。


ボールを放って、ボールを受けとめる。
そんな当たり前のことが、目の前で繰り広げられる様が、こんなに楽しいだなんて…!


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オンラインだけでは、このラリーの躍動感は、ぞくぞく粟立つ興奮が、真っ当に味わえない。やっぱり、会場に足を運ばないと満たされないゲージが確かにあるみたい。(ライブもそうだよね、MVとはちっとも違う充足感)

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Popupの空間は、チームで考えて、みんなで力を合わせて0から手作りでつくりました。
(スタッフの皆様に大感謝)


なんだか今は、文化祭が終わったような
あの充足感が後を引く口惜しさでいっぱい。


足を運んでくださった方は楽しんでいただけたでしょうか?


このnoteで伝えたいのは、idemを手に取ってくれるあなたへの感謝の気持ち。
Popupを通して、普段は見えないモノが目に見えた。すごく当たり前だけど、待ってくれる人がいるってこんなに幸せなのね。

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まだ会えてない人とも、会ってお礼が言いたいなぁ。なんて贅沢な欲がでてしまう。
改めて、本当にいつもどうもありがとう。


idemを紡いでよかった、
idemがきちんと鼓動した、そう思える日でした。
立ち上げ当初は、上手くいかないことや、時には理不尽に振り回されて
泣いてばかりいたあの日々を「それもまた勉強だった」と振り返られる今がある。


届いてる実感。それは同時に背筋も伸びる。
ちゃんと見てくれる、だからこそもっと丁寧に。

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idemはアパレルブランドですが、好き同士が集う場所として育ててゆきたい。
この春から、いろいろな企画が動きます。
はじめてだらけだけど、きっと楽しくなるはず。一緒に面白がってもらえたら嬉しいです。

もっと、もっと、一緒に遊ぼうぜ。


長くなりました。
それではまた、



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村田倫子
この温かな想いは 大事に大事に受け取ります。

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