日本語入力システムを使いこなす(2)
文節の単位で変換を行うと効率よく日本文を入力できます。
と書きました。 ⇒ 日本語入力システムを使いこなす(1)
理由は、「にわにはたけが」を変換すると、
①「にわに/はたけが」 ⇒ 庭に畑が
②「にわには/たけが」 ⇒ 庭には竹が
どちらにしたら良いのか コンピュータは迷います。
正しいのは、入力している人しかわかりません。
そこで、文節の単位で、変換して文を入力していくのが効率が良いのです。同じような例をもう一つあげます。
「ここではきものをぬぐ」 区切り方で、意味が違います。
「ここで/はきものをぬぐ」 ⇒ ここで履物を脱ぐ
「ここでは/きものをぬぐ」 ⇒ ここでは着物を脱ぐ
「連文節変換派」と「文節変換派」
ワープロの開発競争が激しかった頃、変換機能の比較が行われました。
競争の1つが、どれだけまとめて変換できるか? が競われました。
開発競争の名残で文節をまとめて変換する「連文節変換」の方が効率が良いと考える人が多い時期がありましたが、速く正確に入力するには、文節の単位で変換するのが効率が良いと考えられています。
「まとめて入力し、手間をかけて修正するくらいなら、文節単位でこまめに変換していくほうが効率がよい。」と考えます。
効率よく文章を入力するには、文節単位で変換や確定をします。
理由
(1)意味を正しくコンピュータに伝えることができる
(2)こまめに変換(ENTER)しても押す回数は増えません
(変換したのち、次の文字を入力すると確定する)