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様々な「中毒」の手当について

こんばんは、今回は「中毒」についてお話しします。

中毒とは
毒に中る(あたる)という意味で、食中毒ガス中毒化学薬品による
中毒
など、命の危険を引き起こすもの。

1つずつ見ていきましょう!

食中毒
生の食品に細菌が増殖して毒素を出す。
その食品を食べてしまうと、具合が悪くなったり、熱が出たりします。

サルモネラ菌
肉・卵製品から検出される。 加熱不足などが原因。

ブドウ球菌やボツリヌス菌なども細菌が毒素を出します。

ブドウ球菌
おにぎり、サンドイッチ、握り寿司、ケーキなどから検出される。

ボツリヌス菌
魚を発酵させたもの、ハム、缶詰、ソーセージなどから検出される。

その他、

腸内ビブリオ
海水に潜む菌で、刺身などから検出される。

O157
集団発生し、子どもや高齢者は重症化する。

【食中毒は、調理過程での細菌感染が一番の原因です。
清潔な状態を保ちながら、感染防止を心がけることが大切。】

ガス中毒
自動車の排気ガス天然ガスプロパンガス一酸化炭素塩素シンナー
燃焼して発生する有毒ガスを吸入することで、気分が悪くなったり、手足のしびれ、めまい、吐き気などを引き起こすもの。

火災による煙が発生した時に、近くにいたらどうすれば良いのか
煙は上に多いので、体を低くする
とびらが熱くなっていることがあるので、すぐには開けない
・衣類に火が付かないようにし、もし燃え移った場合は、
 早くもみ消したり床で転がったりして消す。
顔や手、足などの熱傷を防ぐ
電気のスイッチを入れない(ガスに引火する恐れがあるから)
二次災害が発生しないようにする

手当の仕方
1.安全なところに傷病者を運び、衣類を緩める
                (意識があっても歩かせない
2.保温する。
3.反応がなければ、心肺蘇生法を行う。
4.直ちに119番通報ををする。

追記
酸素欠乏:空気より重い気体が充満し、
              酸素を消費すると意識を失ってしまう。

一酸化炭素中毒:日本では多く、死亡率が高い。
               火災などで引き起こることが多い。

プロパンガス中毒:エチレンなどの混合物が漏れると、酸素欠乏を起こす。
        麻酔作用もあり、眠気やめまいが起き、命の危険がある。
        さらに空気と混ざれば引火する恐れがある。

薬物中毒
医薬品による中毒化学薬品による中毒がある。
精神安定剤などを多量に摂取すると、精神に異常を起こしたり、
事故死が起きたりする
。」

化学薬品では、接着剤(アロンアルフアなど)、ペンキシンナー
ガソリン灯油塩素系洗剤防カビ剤マニキュアなどがあり、
吸入すると、吐き気目に強い刺激が起こる

手当
1.注意書があれば、書いてある通りにする
2.水や牛乳などを飲ませてはいけない
3.反応がなければ、気道を確保し、回復体位をとる。
4.保温する。
5.普段通りの呼吸がなければ、心肺蘇生法を行う。
6.119番通報をする

※医療機関以外にも「日本中毒情報センター」に電話をして、
                    指示に従うこともできます。

その他、「急性アルコール中毒」という言葉を聞いたことがあると思いますが、短時間に多量のアルコールを摂取すると引き起こる中毒のこと。

呼吸や心臓の動きが抑えられて、死亡することがある。

症状の分類
ほろ酔い:陽気にはしゃいでいる。
酩酊(めいてい):足がふらつく、記憶が途切れる、吐き気がする。
泥酔(でいすい):立てなくなる、ろれつが回らない、
                    意識がもうろうとするなど。
昏睡(こんすい):ゆすっても反応がない

意識がなければ、保温する。
呼吸がなければ、心肺蘇生法を行う。

最後に
今回は、「中毒」についてお話ししましたが、大事なことは、
安全を保つことです。
(食中毒は衛生管理ですが…)
食べ物も時には、命の危険を及ぼすものになってしまいます。
夏は特に気を付けなければならないです。

本日も読んでいただきありがとうございました。




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