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【指導者に告ぐ】これだけは守って欲しい3つのこと

私は小学校4年生からサッカー部に入部した。

当時の僕は肥満度を30%を超えるサッカーとは無縁の体型だった。

私のチームは地元でもそこそこ強いチームで部員はジュニアも合わせると50人近くはいたと思う。

当然人数が多いとレベルごとに1軍2軍と練習を分けられてしまう。

はじめたての私にはむしろその方が都合が良かった。

2軍の私たちは試合で負けるとその日に失点した点数分コートを走らなければならなかった。

当然頑張って走るが喘息を持っていた私にとってはそのペナルティは地獄だった。

ある日の練習で私はミスを連発しみんなの前で

「お前はサッカー向いていない今日家に帰ったら親と辞めるかどうか相談してこい」

そう告げられた。

当然コーチも育て上げようと思って言った言葉なのだろうが11歳の自分には言葉そのままの意味でしかとらえることしかできなかった。

そのうえみんなの前でそんなことを言われてしまったら下手なのはわかっていたがメンタルはボロボロになってしまった。

本気でやめる、、、その一択しか頭になかった。

練習後親が迎えに来て母の顔を見た瞬間説明する余裕もなく号泣してしまった。それくらいほんとに辛かった。

家に帰ってお父さんに辞めたいそう話すと、

「強くなりなさい、辞めさせない」

そう言われてしまった。

しかしさすがに私の姿を見て父はコーチに電話で相談してくれた。
父は

「厳しく指導してくれるのはありがたいがやる気を削ぐような言葉は言わないで欲しい」

そんなニュアンスのことを言ってくれていたと思う。

少しして私は骨折した。

「よっしゃ!!これで練習に行かなくて済む」

私の心は完全に切れていた。
しばらくの間はそう思っていた。

しかし放課後に部活に向かうチームメイトをみてるとなぜだかまたサッカーがやりたくなった。

結局私はサッカーが好きなのだ。

完治し練習に参加する日緊張したが自分の中でサッカーを楽しむそれだけを決めて練習し続けたらなんだかそれまでいやいややっていた練習も楽しく感じられた。

5年生の冬には大会で優秀選手賞をもらうまでに成長していた。

コーチを見返えしてやった気分になれてスッキリした。

長々と話したが当時11歳の私が辛い出来事を何とか乗り越え強くなれたのはあの時父が辞めようとした私をとめてくれた止めてくれたから、不思議なくらいに落ち込んだ私に考える時間をくれた骨折(神様?)今考えるといろいろとすごいタイミングだった。今では体型もだいぶ改善され肥満度は9%になった。それに高校ではキャプテン。
感謝しないと、、、

最後に

あらゆる指導者、上司に私から伝えたいのは、

*怒るのではなく叱ってほしい
*これを言ったら生徒(部下)はどう受け取るかを考えてほしい
*やる気を削ぐような言葉は絶対NG

この3つだけはどうか守ってほしいものである。



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