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「 がんばったね 」と誉めてあげることにした
以前、
妻に言われたことを思い出した
「 子育てって、
こんなにがんばっているのに
誰も誉めてくれない
少しでもやらないと白い目で見られるし
割に合わない 」
「 誰かに誉めて欲しい訳じゃないけど
やっぱり夫である彼方には、
『 がんばったね 』って言ってもらいたい 」
お父ちゃんは
夜、長男(1歳8か月)を寝かそうとするも
21時になっても寝ない
22時になっても寝ない
23時にベッドへ連れて行ったら、大泣き
寝ないのでリビングに戻り
抱っこしていると、胸の中で息子は寝落ち
だのに
24時にベットへ連れて行くと起きて、泣く
そしたら
その長男の泣き声で
次男(1か月)も起きて、泣く
さすがに
ココロがざわつく
言動も荒くなる
長男を寝かしつける手つきも荒くなる
次男のミルクをつくる手つきも荒くなる
「 勘弁してくれよ、もう嫌だよ 」
つい言葉が漏れる
ふと
TVで心理学か何かの専門家が
言っていたことを思い出し
「 でも、がんばった、エラい、エラい 」
と付け足して言ってみる
すると幾分かココロが穏やかになった
小さい声で
「よくがんばった、エラい、エラい 」
「よくやった、凄い、がんばった 」
繰り返し、繰り返し、言ってみる
自分の中にいる、小さな自分に話しかけるように
繰り返し、繰り返し、言ってみる
さっきのココロのざわつきとは
また少し違うココロのざわつきを感じる
硬くなったココロが
少しずつ、少しずつ
ほぐれていくのが分かる
( あぁ、自分も「 がんばったね 」って
誉めてほしかったんだな )
っていうのがよく分かった。
ふと
ポッドキャストで聞いた曲を思い出す
我慢して
ココロが硬くなったら
今度から、こうやって自分でジブンに
「 がんばったね 」
と言ってあげることにする
そして
自分だけじゃなく
妻にも息子たちにも、
友人・同僚・仲間にも
「 がんばったね 」
と言ってあげることにしよう
夜中の授乳をしながら
そんなことを決めたのだった。