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集中力を高めるためにやるべきこと

1日どのくらい集中力がもつかというと、
4時間、らしい。

じゃあ、8時間働くとして、4時間しか集中して働けないのか、
というとそうじゃなくて、
4時間も働けない、らしい。

なぜなら、統計によると、人は集中するまでに23分かかり、
しかし11分に1回は誰かに話しかけられるか、
メールかチャットが届くから。

だから、オフィス(会社)が一番集中力が発揮できない場所、
ということになる。
ということを朝渋の「深い集中を取り戻せ」で、
メガネメーカーのジンズの井上一鷹さんが教えてくれた。

ジンズはメガネにまばたきの様子をモニタリングする装置をつけ、
まばたきの回数などで集中度合いを研究した。
そしたら、集中して仕事するのに最悪の場所が「オフィス」ということを発見。
Think Lab という、バツグンに集中できるワーキングスペースをつくった。
井上一鷹さんは、その責任者。
(自分で「集中芸人」といってた)

ただし、仕事は集中してやんなきゃいけないことばかりではない。
ミーティングやチーム・グループ仕事もある。
こっちをCo-workとすれば、
集中仕事はDeep Think。
「両利きの経営」的にいえば、
「知の探索」はCo-workが適していて、オフィスでやったほうがよく、
「知の深化」はDeep Thinkになるので、オフィスではなく別の場所を選ぶ。
そこは、シェアオフィスかもしれないし、カフェかもしれないし、
もっと別の場所かもしれない。

オフィスワーカーにとって、働く環境は個人が選ぶ、
ということができそうな新コロナ時代。
出社して仕事をするか、自宅で仕事をするか、
集中するためにはちょっと自腹を切ってレンタルスペース、カフェにいくか。

場所を選ぶことがムリなら、時間を区切る。
ミーティングの時間を確保するように、
集中する、Deep Thinkする時間を確保する。
手帳やスケジュールアプリに「Deep work」と記す。
「空き時間」じゃない、Deepな仕事をしている時間。
だから、じゃましないでください、メール返信しません、電話も取りません、よろしくお願いします、とスケジュールする。

ところで、「集中」とは何か、どういうことかというと、
「同じ時間の長さを濃密にすること」

では、「夢中」とは?
井上さんは、
「自分次第」
だといっていた。

集中は持続力短いけど、夢中は持続力長い。
ロジックじゃない、好き嫌いである。
なにか理由があって夢中になるのではなく、
好きだから夢中になる。
なので、好き嫌いで仕事を選ぶのは正しく、
やらせられるにしろ儲かるにしろ、理由や論理や分析結果で仕事をするのは、
好きで仕事をしている人にはかなわない。

「好きで仕事をしている人は、尖っていく」
だから、夢中になることはとても大切。

夢中になり方のヒントもくれた。
自分のやってること、自分の仕事のことを、
自分や仕事から遠い人に話してみる。
内容が遠かったり、具体的な距離が遠かったり、
友だちでも最後にあったのが遠い昔だったりする人に、
自分がやっていること、自分の仕事のことを面白がってくれるように話してみる。

面白がってくれなかったら、もう一度、面白がってくれるように話す。
そうやって繰り返していくうちに、自分のやってること、仕事が面白い、
ということを自分でも感じるようになる。

それはつまり、夢中になれる可能性がある。

そこまでやって自分で面白さを発見できないことは、
夢中になれないことだから、やめたほうがいい。

集中と夢中を取り戻そう。
誰から取り戻すのか、なにから取り戻すのか、
どうやって取り戻すのか。

「自分の人生に集中しよう」
LIVE YOUR LIFE        (井上さん)

いまから自分の人生に集中してみる。